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イノセント・ゲリラの祝祭

2009年02月28日 11:59

イノセント・ゲリラの祝祭
海堂尊

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バチスタシリーズの一番新しいやつですが、最近専門書以外の本をあまり買わなくなってしまっていて、これも図書館で借りました。最初新潟市の図書館に予約したら100人以上の待ちだったんですが、うちの実家の図書館に行ったらたった8人でした。それでも待った方です。ビバ田舎。

内容はいつも通り海堂先生のAI(Autopsy Imaging)導入しようよ行け行けゴーゴーの主張をベースにして小説っぽくしてみたという感じでしょうか。特に今回のはあんまりミステリーというかどんでん返しっぽいのもなく、いつものロジカルテクニック対決みたいのもあんまりないので、ほんと筆者は小説を書きたいというよりも小説を通して自分の主張とか問題提起をしたいというのがよく分かります。伏線も張られまくりでこの本だけ読んでもなんか消化不良で終った感があります。

まぁ、とは言いつつ好きなんですけど。ロジック力で勝負!みたいなのは小説としては珍しい部類に入ると思いますが、そのあたりが何というか自分と波長が合う感じです。よくある力にモノを言わせて解決!というかスーパーサイヤ人になって終了みたいな無理やりさはないし、逆に推理もののように証拠をここかしこに鏤めまくって気づいてないのが悪いような書き方をしているわけでもなく、あまり深く考えずに知的に楽しいという感じでしょうか。まあ深く考えずに面白いからいいかと。

それにしても、小説上で医療問題について提起するのは巧いやり方です。これだけ売れてれば相当影響されるだろうし。福島県の産科医の逮捕の時も、筆者は「ジーン・ワルツ」内で逮捕についてかなり批判してました。そういえば帚木蓬生も「インターセックス」で、しかも小説の中心に近い所に持ってきて批判してた。やっぱりあの事件は医者にとって相当衝撃的だったんだなと感じた記憶があります。


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