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病院見学2

2011年08月09日 00:05

こんばんわshoeです。
病院見学の話の続きです。




それで病院見学ですが、実は私はまだ医療の現場を見たことがなかったりします。うちの大学は1年生の時に病院見学みたいのがあるんですが、私は編入なのでそれをやってないし、でもまだポリクリ前だし・・・。

そんなわけで病院見学というよりお仕事見学って感じになってしまったんですが、手術室とか外来とか色々見せてもらって新鮮でした。知識的には概ね問題なく、略語以外は少なくともどこかで聞いた事あるなとか、前習ったなくらいのレベルで、なにそれ全然知らないとかいうことはなかったので、これくらいの段階(4年生)で見学行ってちょうどよかったのかもしれません。(自分で説明できるとか自分でできるかとは話が別ですが)

唯一まったく知らなかったのがmerciカテーテルで、たぶん講義ではまったく触れてなかったんですが、結構画期的な手法らしくて詳しく説明してもらいました。血栓が脳の動脈に詰まって脳梗塞を起こした時の治療法なのですが、現在のところ、血栓が詰まったときの第一選択は血栓を溶かすtPAです。tPAは超急性期(発症3時間以内)しか使えず、他にも痙攣とか脳出血のリスクがあったりするときは使えず適応外になることが多いのですが、だめだったときに次の選択肢となりうるのがmerciカテーテルです。このカテーテルは先端がワインのコルク抜きみたいにくるくるになってて(まどろみの剣みたいな感じ)、それで血栓を物理的に絡めて取り除く、原始的なような最先端のような面白い治療法です。まだ去年認可されたばかりで実施件数が少ないようなのですが、ウロキナーゼ動注とかと違ってtPAに失敗しても使えるので(ウロキナーゼはtPA実施後は適応外)、メリットも大きいそうです。

あとはカテーテルアブレーションの時に、カテーテルの先端が多電極になっていて、細かい部位の電位を測れるようになっていました。これで焼灼部位を決定するそうなのですが、機器の名前がわかりませんでした・・・。どこかで見たことがあるんですが。。。

個人的に楽しかったのは、神経の所見をとるところを見せてもらったことです。病的反射とか、口で説明されてもよくわからないじゃないですか?直接患者さんに触らせてもらって、どこをどうするとここに反射が出るとか、やっぱり実物を見ると実感できます。患者さんには申し訳なかったですが・・・。Babinski徴候、Chaddock徴候、Hoffmann反射、Trormner反射、上腕二頭筋反射、膝蓋腱反射、アキレス腱反射などなど一通り見せてもらいました。あと除脳硬直も…。





見学中は、基本的には見てるだけだったので緊張したりってのはなかったんですが、上で書いた神経の所見とる時と、あともう一つめちゃ緊張したことが・・・。

2日目の夕方、循環器内科の見学が一通り終わって、研修医の先生に医局とか当直室とか色々見せてもらってたんですが、研修医室に行った時にちょうど部活の先輩がいたんですね。んで色々話聞かせてもらってたんですが、唐突に、

「採血の練習してみる?腕貸すよ」
「え!?」

いやまだ注射の仕方は講義ですら習ってないんですが・・・って、普通講義でやり方聞いて、模型で練習して、それから初めて学生間で練習しあって・・・という順序だと思うんですが、「大丈夫大丈夫、1回やってみれば分かるよ」って見本まで見せてもらってしまいました。

手技の本(ねじ子とか)見たりするの好きなので一応手順くらいは漠然と分かる(ような気がする)のですが、やっぱり見るのとやるのは大違いで。最初先輩の腕に刺させてもらったんですが、刺した位置と角度が悪くて血管に当たらない。。。どうしましょうって、ぎりぎりまで抜いて方向を変えてと言われても、人の腕の肉の中でぐりぐり動かすのはこっちが痛い、、、って刺されてる本人がもちろん一番痛いですよね。申し訳なくてそこで終了。

「じゃあもう一回やってみる?」
「え!?」

って今度はこの日循環器を一緒に回らせてもらった研修医の先生。え?あ・・いや・・・と動揺しつつやらせてもらったんですが、残念ながら私でもできそうな刺しやすい血管がありません(結構先生間で練習しあってるらしく、いい血管はもう使われてたり)。じゃあ仕方ないですよねどうもありがとうございましたと思ったら「私の腕刺しやすいよ」と別の先生が・・・。

いやどんだけ気前がいいんだろうと。ここの病院の先生がそうなのか、医師はみんなそうなのかは分かりませんが、普通知らない人に自分の腕を刺させようとは思わないじゃないですか。しかも間違いなく失敗するだろう学生相手に。私だったら正直絶対嫌なんですが、段々そんな気持ちは変わっていくのでしょうか・・・。

と、そんなわけで結局もう一度練習させて頂いたのですが、今度はうまく血管に刺さってぴゅーっと血が。ところがじたばたしてる間に針が抜けてしまい、駆血帯したままだったのでじょじょじょじょと血が。。。結局血管には当たったもののその後がダメダメだったせいで皮下血腫になってしまいました。すぐ吸収するから気にしないでと言ってもらったのですが、いやほんと申し訳ないというか何というか・・・。

近年稀に見る緊張と焦りで、再受験で試験受けた時の緊張を0とすると100くらい緊張してしまったのですが、いやぁほんとありがとうございました・・・。おかげで勉強しなきゃなという気に。



というわけで色々あった病院見学でしたが、とても収穫の多い3日間でした。よかったです。



コメント

  1. るー | URL | FFeI7iKU

    Re: 病院見学2

    おつかれさまです。素敵な先輩たちですね。やっぱり先輩医師たちもそうやって練習してきたからなんでしょうね。

  2. shoe | URL | -

    Re: 病院見学2

    きっとそうなんだと思います。
    それでも、痛い思いをするのが分かっているのに提供できるのがすごいなぁとしみじみ思いました。

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