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学士編入試験について-13

2008年12月02日 23:11

2.3.6.【参考】小論文

 小論文については一般受験用に準備していたのですが、実際には小論文試験を受けることなく受験勉強を終えたため、自分の勉強方法や小論文の書き方が正しいかどうか判断することができません。しかし小論文の勉強を進める過程で、再受験生や編入試験受験生が求められるレベルについて1つの疑問が生じたため、問題提起の意味も込めて記載します。
 なお、ここでの小論文とは「医療訴訟問題をどう改善していくべきか800文字で述べよ」といった、与えられたテーマに対して自身の意見を述べるタイプのものを指しています。


①一般的考察
 一般に、医学部の小論文試験では概ね下記のような能力や特性が求められていると考えられます。
・医療関連の事象に対する知識および理解
・医師になることに対する熱意
・医療従事者が持ち合わせるべき倫理感
・これらを論理的に表現できる語彙力・表現力

 これらは、一般受験の小論文対策用の参考書を基に洗い出したものです。学士編入試験の小論文対策本はありませんが、おそらく学士編入でも同等なものが求められると考える方が多いのではないでしょうか。実際、学士に合格した方々のBlogを拝見していても、こういった一般的なアドバイスをされている方が多いようです。すなわち対策としては、一般受験用の参考書、予備校の講義・添削、医療トピックの収集と持論の構築、といったものが大半でしょう。他の科目のように確立された勉強方法は無いというのが実情だと思います。


②仮説
 しかし①で述べたようなスキルは、高校生ならともかく、大学生や社会人であれば当然持ち合わせるべきものです。少なくとも、これらを持っているように武装しなければいけないでしょう。そのため、①のスキルは小論文試験における前提条件であり、再受験生や学士編入に対しては、より高度な能力を求めているのではないかと考えました。

 なぜなら、小論文と言えども「論」文であり、そして物事を論じる際には型があるからです。しかし、大学受験の小論文対策では、一貫性の維持や文の論理構造、適切な表現といった点に注力されていることが多く、それらの型について述べられることはありません。また、どちらかと言えば論文の書き方そのものよりも、医療関連のトピックを知り、各トピックにおける主な論調や対立軸を理解することを重要視しているようです。ここで述べている型とは、物事を論じる際に必要な要素および、要素を提示する流れのセットです。具体的には、例えば「30年後の医療について」といったテーマでは、論理的に自身の論を提示し、かつ持論の妥当性を証明する必要があるわけですから、下記のような型が有効となります。
 
  1.テーマに対する自分の結論
  2.結論に対して想定される反論
  3.反論に対する再反論(結論が有効であることの証明)
  4.結論に関する具体的アクション

要するにディベートのルールと同じです。また、「医療訴訟問題をどう改善していくべきか」のような問題分析型のテーマの場合は、まず現状の問題点を明確にする必要があるわけですから、次のようになるでしょう。

  1.テーマに対する自分の結論
  2.テーマにおける問題点の洗い出し
  3.その問題点の根本原因の明示
  4.解決策の提案(=自分の結論)
  5.結論に関する具体的アクション

このような論理構成は社会人や研究をされている方なら誰でも叩き込まれることだと思います。しかし小論文対策では重視されていない。では十分な能力を持っているだろう再受験生や学士編入受験生は、わざわざ大学受験のレベルに合わせて記述(対策)しなければいけないのか。それは違うのではないかと、そう思うのです。


③妥当性
 しかし一般入試の場合、受験者の年齢や経歴に応じて評価基準を変えているは考えにくいことです。元々小論文は客観的な評価基準を設定しにくいため、その上にさらに別の評価基準を重ねることは受験の公平性を崩しかねないからです。

 実際、一般受験の再受験生は小論文や面接で低得点を付けられる傾向があるようです。もちろん年齢を負っていること自体で減点されている可能性も高いですが、実際には年齢相応のパフォーマンスを示せていないことも原因の一つではないでしょうか。少なくとも学士編入では、一般受験での合格者とは異なる資質を求められていることは確実です。そして一般受験の再受験生でも、ポテンシャル採用ではきかない年齢の場合、同様の資質を求められている可能性があると考えられます。
 私がこの仮説を立てたのは、大学受験の小論文模試の採点結果がきっかけです。今年度、一般受験対策として小論文模試を受験したのですが、結果をを見ると、文の構成は良かったのですが、誤字脱字や文の表現(断定・推測や言葉の遣いまわしなど)で大きく減点されていました。つまり、少なくとも予備校という受験のプロの判断では、上記の仮説は重要視していないことになります。しかし、普通予備校の主顧客は高校生か、せいぜい1浪、2浪程度の人々であり、私のような高年齢の再受験生をターゲットとはしていないでしょう。そもそもいい年をして大学受験をしていること自体がイレギュラーなわけですから。このようなレアケースの人間に対してどのような評価をしているのかは依然不明確です。
 ご意見お願いします。


④使用した対策本
 あくまで参考ですが、小論文対策に使用した本を列挙します。

・お医者さんになろう 医学部への小論文 駿台
小論文対策そのものとしてはあまり良い本ではないですが、「医学部」の「小論文」は何を求めているかについて述べられており、この点については非常に参考になりました。その他の本はテーマを別のものに変えるとそのまま文系の小論文対策に使いまわせそうな内容が多く、あくまで医学部の小論文について書かれているのは他にはあまりありません。

・医系小論文 テーマ別課題文集 駿台
医学部の小論文試験でよく問われるテーマとその解釈についてまとめられています。小論文の書き方とと言うより論点の整理用です。

・医学部入試小論文集中講義 エール出版社
・医学部の小論文 河合塾
頻出のトピックの整理および、例題・模範回答が載せられています。大学受験の小論文はどのような解答の仕方が模範になるかを知るために購入しました。


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