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比べてみれば教科書(微生物学・免疫学)

2011年03月22日 10:42

こんにちはshoeです。

さて、今更ながら2年生でやった科目が終わったので、3年生の科目にいきたいと思います。うちの大学のカリキュラムでは、2年生で解剖・組織・生理などの正常構造と機能を学び、3年前期では微生物・病理・薬理・免疫などの異常に対するメカニズムや機能を学びます。3年前期で基礎医学と呼ばれる科目を終え、3年後期~4年前期で内科(循環器、呼吸器など)、外科、小児科などの臨床科目に入ります。

そんなわけで3年前期でやった基礎科目ですが、このブログを読まれていた方やクラスのみんなはご存じだと思いますが、この時期は超が付くほどモチベーションが低かった時期で、その割に病理と薬理以外は意外と成績が良かったりする科目もあったりして、正直何が何だか分かりません。というわけで、こんな状態でレビューを書いても信頼度ゼロですので、残りの基礎科目に関しては、周りの使ってる教科書+自分の"感想"という感じで軽く纏めてみようと思います^^;



【細菌学・ウイルス学・寄生虫学】
というわけで微生物学から。

微生物学に関しては、うちの大学では細菌学、ウイルス学、寄生虫学と3つに分かれて講義が行われましたが、教科書は3科目が1つにまとまっているものが多いです。「感染症」としては高学年になってから別途学ぶ必要があると思いますが、基礎としてはそういうまとまった本だけで十分だと思います。

うちのクラスで一番人気だったのは病気がみえる vol.6(免疫・膠原病・感染症)です。臨床科目で大人気の病気がみえるシリーズですが、この巻は情報量が非常に多く基礎でもかなり役に立ちます。私もこの本に関してはかなりお薦めできます。

2番手はイラストレイテッド微生物学でしょうか。リッピンコットシリーズの1つで、要点がシェーマとして纏められており、和書とは違う分かりやすさが良いです。感染症に関しては日本と海外で重要なものが異なるため、講義とこの本とで重要なポイントが異なる可能性があります。でも良い本だと思います。

他には、シンプル微生物学を持っている人が少々…。私は読んでいませんが、シンプルシリーズの中でも結構評判が良いようです。あとは、たっぷり勉強したい人にはブラック微生物学とか、戸田新細菌学とか、テストに役立つかはともかく詳しい本はたくさんあります。教科書ではありませんが、読み物としては恐怖の病原体図鑑なんかも結構面白かったです。

微生物学に関しては、基礎よりも臨床として(感染症学として)の方が重要だと思います。特に内科系に進むのであれば感染症の知識は必須のようですが(でも学生の講義としてはあまりやらなかったり…)、基礎の段階ではまず全体の概要を掴むのが良いかなという気がします。


(2012.3.1追記)
~CBTを終えて~
感染症は臨床にも基礎にも範囲として含まれるため、CBTの中ではかなりウエイトが大きい科目です。しかし、細かい知識を問われることはなく、殆どが病気がみえるレベルの知識を覚えているか覚えていないかという点に収束してしまいます。病気がみえるの6巻は免疫と膠原病も含まれており、内容もコストパフォーマンスも十分です。よほど感染症学を極めたい人以外は病気がみえるだけで十分(すぎる)と思います。





【免疫学】
続いて免疫学。免疫学は比較的勉強した部類に入る科目で、色々と教科書を見ていました。免疫はなかなか個性の強い学問で、教科書を選ぶ時にはいくつかのポイントがあります。

・入門書
免疫学は概念が難しく、いきなり教科書を読んでもなかなか理解できにくい部分があります。最近はそれを補うための入門的な本がたくさん出ていますので、最初にその手の本を読んでおくと導入がスムーズになると思います。

・洋書と和書
免疫学は洋書も和書もたくさんの本が出ていますが、内容はかなり異なっています。大雑把に言うと、洋書は理論的な内容をシェーマなどを用いてクリアカットに説明しており、和書は文章で丁寧に(ともすれば冗長なほど)説明している傾向があります。個人的には洋書の方がお薦めなのですが、免疫学は日本人による発見も多く、講義も日本人の業績が強調されたりすることがあるかもしれません。洋書はそういう部分の記述があっさりしていたりすることがあるので、講義に合わせる場合は和書の方がフィットする可能性があります(免疫生物学でも買えば話が別ですが)。

・改訂が早い
免疫学は基礎医学の中でも特に学問の発展が早く、教科書も改訂スピードが速いです。和書も改訂が頻繁ですので、とにかくできるだけ新しい教科書を購入した方が良いと思います。


以上を踏まえて各論ですが、私が使っていたのは、免疫学イラストレイテッドです。私は講義が始まった時点で免疫の知識がゼロだったのですが、説明が適度に詳しく、かつ免疫学の内容が一通り抑えられていて理解がしやすかったです。洋書の中では免疫生物学が最も有名かつ高度で、免疫学既習者にはお薦めできますが、私のような初学者にはかなり敷居が高いです。分子細胞免疫学も免疫生物学ほどではありませんが、かなり詳しい部類に入ります。逆にもう少し記載が簡潔な本としては、イラストレイテッド免疫学エッセンシャル免疫学が記載が簡潔で分かりやすいです。個人的な感想としては、エッセンシャル免疫学の方がよりクリアカットな分かりやすさがあるかと。イラストレイテッドはリッピンコットシリーズの1つですが、生化学や微生物学のような切れ味が感じられないような気もします。

以上全て洋書ですが、いずれ劣らぬ良書ばかりなので、自分のレベルに合わせて選んでみると思います。

和書は正直ほとんど知らないのですが、医系免疫学が改訂スピードもかなり早くおすすめのようです。

この他、入門書としては、休み時間の免疫学好きになる免疫学などが分かりやすくて良いです。分かりやすさを優先させる分、やや理論的におかしい部分もあったりしますが、なんだかんだでテストもこれで乗り切れたりするので侮れません。また、病気がみえる vol.6(免疫・膠原病・感染症)は図が非常に良く、他の教科書と並行で比べながら見ると非常に理解しやすいです(ただしこの本だけだと説明が不足してます)。ブルーバックスの新・現代免疫物語 「抗体医薬」と「自然免疫」の驚異も、免疫学に興味を持つための読み物として好適です。



※ 以下うちの大学限定

細菌学は楽なので教科書無くても大丈夫ですが、意外と内容が多いので概要とつかむためにも1冊何かあった方が良いと思います。臨床でも使えることを考えるとやっぱり病気がみえるがお薦めでしょうか。

ウイルス学はオリジナルテキストの内容が充実しているので、それがベースになります。テストは普通の教科書に書いていない内容(疫学とか)も良く出るので、本を買うよりもオリジナルテキストの読み込みの方が重要になると思います。

寄生虫学も特に教科書買う必要はないです。ただし講義がとにかくつまらないので講義中の暇つぶしに真面目に勉強したいんだ!という方は、講義のスライドの図に使われている図説人体寄生虫学が良いと思います。この本に講義の全内容が書いてあります。寄生虫は古い版の本でも全く問題ないので、ヤフオクとかで安く買っておいても良いのでは(体験談)。

免疫学は、みんな教科書バラバラで好きな本を買っている傾向があります。好きになる免疫学だけで通す人もちらほら。問題は病気の原因は重力とストレスだとかの例の独自理論で、もし対応するなら「絵で○かる免疫」を先輩から貰う…でしょうか(購入する必要ないです、というか買わない方がいいです)。まぁ過去問だけでいいと思います笑。そんなことにかかずらうよりもきちんとした免疫学の勉強を!


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