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エイプリルフル

2010年04月01日 22:10

今日の未明に書いたエントリに引っかかった方が若干1名いらっしゃいますが、今日はわたぬきさんの日です。

来週の月曜から学校が始まるんですが、まだ図書館から10冊くらい本を借りてて若干焦ってます。という訳で今日も4冊。



[015] 企画力の教科書―アイデアよりもストーリー(2004) good_mark.jpg
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 企画、というと具体的に何をするのかイメージの湧かない方もいると思いますが、何らかの提案をする際は、1)その案の内容を考え、2)企画書を作成し、3)実際に提案する、という3ステップが必要になります。その3ステップについてどのように行うかについて述べてある本です。
 この本の優れている点は、(この本の前書きにも書かれているのですが)単に案を考えるだけでなく、その案を具体化してアピールするまでを「企画力」と捉えて連続的に考えていることです。プレゼンの良いスライドの作り方、とか、アイディアのひらめき方、みたいな本は山ほどありますが、これらをつなげて語っている本は殆ど見たことがありません。また、この本ではアイディアそのものよりも、そのアイディアが周囲に受け入れてもらうためのストーリーが重要だとしていることが眼目です。どんなに良いアイディアでもアイディア単体では周りに理解してもらえません。そのアイディアが必要な理由や正当性、なによりも自分がそのアイディアを本当に理解するためにストーリーが重要であると述べられています。そして、普通の問題解決の本とは異なり、徹底的に実際の企画に必要な具体的な技術が書かれています。
 別に仕事に限らず、大学でもどこでも、人に何かを提案したりプレゼンしたりする機会は多々あります。そんな時にこの本はかなり手助けになります。私がこの本を知ったのは、新入社員の時に(仮想の)顧客に提案するという研修の準備をしている時でした。これは2泊3日で泊まり込みで行う研修で、夜も殆ど寝られずかなりハードだったのですが、この研修を境に物事の考え方がかなり変わったと実感したのを覚えています。その研修の時に当時の上司から紹介してもらったのがこの本で、「アイディアよりもストーリー」と微妙に優しい気持ち悪い(笑)声で色々教えてもらったのは多分いつまでも覚えていると思います笑。自分のことはともかくこの本は本当にお薦めできます。特に4章は大学生でも非常に役立ちます。
 



[016] 経済は感情で動く―― はじめての行動経済学(2008) yasashime_mark.jpg good_mark.jpg
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 行動経済学というと分かりづらいですが、人はなぜ論理的でない選択をするのか、について説明してある本です。例えば2000円のモノが別の店で1000円で売られているとそっちに買いに行ったりしますが、200000円のモノが別の店で199000円で売られていてもそっちには行かなかったりします(同じ1000円の差ですが)。そういう具体例を踏まえて不合理な選択の行動の機構を説明しています。
 面白い本です。身近で分かりやすい具体例を採用しており、経済学に興味を持つきっかけになれる本だと思います。金融工学で言うリスクプレミアム(※)などに触れていないのはわざとだと思いますが、そのあたりにも関係してくる話なので取り上げても良かったんじゃないかなという気もします。でも一読する価値はあると思います。囚人のジレンマのようなゲーム理論にも多少入り込んでいて好きです。

※リスクプレミアム
 普通の人はリスクは好むより避けることが多いので、「必ず500円もらえる」と「確率1/2で1000円もらえるか何ももらえない」の2つの選択肢があった場合、前者を選ぶのが一般的です。つまりこの2つの選択は対等ではないのですが、もし前者が「必ず450円もらえる」だったら迷う人が出てくるかもしれません。「必ず400円もらえる」なら後者を選ぶ人が多くなるかもしれません。仮に「必ず450円もらえる」の時にどちらを選ぶかが完全に五分五分だった時、差額の500円-450円=50円(厳密には1000円×0.5+0円×0.5-450円)をリスクプレミアムといい、リスクの度合いの大きさを表します。
 ちなみに、リスクが好きな人はリスクプレミアムがマイナスになります。




[017] 「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った? ~世界一わかりやすい経済の本~ (扶桑社新書)(2009) yasashime_mark.jpg
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 サブプライム問題や年金問題などについて分かりやすく説明してある本です。物事は数学的思考(論理的思考)で捉えれば本質が見えるとの観点から話を進めています。
 説明は分かりやすいし、物事を筋道立てて考えていくやり方はとても有効だと思います。読ませる文章力もさすがと言うか。ただ筆者も文中で言っているんですが、活字が苦手で本をあまり読まないということで(本当かどうか分かりませんが)、書いてある主張に対して本当かなあと感じてしまう部分があります。何となく自分の言いたいことに合わせて事象を曲解しているような(特に年金問題の章)。数学的思考は最強で、マスコミや年金関係の役所は本質が分かっていないという書き方をしていますが、この手の思考技術は作者だけのものではないし、厚生労働省の担当者なんかが理解していないはずが無いと思うのです。あとサブプライムも年金も、問題が露わになってから自分は初めから問題に気付いていたと主張していますが、そこに気付くのはそんなに難しいことじゃないし、そもそも物事が終わってからそういう主張をするのはスマートじゃないです。
 この人の「経済のニュースがよくわかる本」系の本は非常に分かりやすいので、あまり主張や提言を混ぜ込まない方がいいんじゃないかなと感じました。




[018] ビジネスマンのための「数字力」養成講座 (ディスカヴァー携書)(2008) yasashime_mark.jpg
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 「気づき」の本です。このご時世、世の中に情報は大量にありますが、きちんと見ようとして見なければ気づかずに見過ごしてしまうものがたくさんあり、それを防ぐためのコツについて書いてあります。
 やや決めつけが過ぎるんじゃないかと感じる部分もありますが、本質的には良い事を書いてあると思います。同じものを見ていても色々な事が見える人と全く見えない人がいますが、後者の場合は見たいのに見えないと言うより、「見えていない事に気づかない」ことが多いんじゃないでしょうか?そんな人には得るものがたくさんある本だと思います。

<この本で目を惹いたところ>
・何事にもまず関心を持ち、何でもよいから少しでも疑問に思うこと
・興味のない新聞や雑誌もとりあえず買う


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