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解剖の件

2009年10月15日 00:24

今日は午後が解剖だったんですが、どうも進捗が悪く少々焦っています。

確かにやらなければいけないことは多く、かといって適当にやるわけにはいかないのでどうしても時間がかかってしまうんですが、やるべきことをすべて終了させることが大前提であるため、何かを改善していかなければいけなさそうです。組織の実習なんかとは違ってチームプレイなので、工数と進捗の細かな確認から始めてみよう…って完全に仕事状態ですが。



さて本日の内容は・・・ではなく、ここ数日で解剖に関する内容について何人かの方からご指摘を受けているので、これについて。


具体的には、解剖の詳しい内容についてBlogに載せるのは不適切ではないかと言う事です。まあ実際不適当な記載をしてしまった部分はあるので、そういった箇所に関しては訂正させて頂きつつ、私の見解について述べようと思います。

まず記載する内容について、献体された個人を冒瀆したり、個人を特定できるような内容、こういったものに関しては書くのを控えようと考えています。個人Blogですので、笑いを取ると言うか面白く書いている部分はあったのですが、今後解剖実習のエントリに関してはそういった要素は無しで、真面目に書こうと思います(過去のエントリについては後日修正します)。あと、個人を特定できる可能性のある情報(身体的特徴や病態とか)は今までも書いていませんでしたが、そういったものも無しで。

また、実習の内容に関しては、教科書に記載させているような正常構造に関する内容について、表現があまり過剰にならない程度に具体的に書きたいと思っています。現在でも行間+続きを読むという形にしていますが、見たくない方が見てしまうことは現行通り回避します。


そして順番が前後しましたが、私は解剖に関する内容自体をBlogに書くこと自体は不適切だとは考えていません。

遺族の方がこう言ったものを読んだら気分を害するのではないか、という意見もあります。しかし、気分を害する可能性のある内容を避け、解剖に真面目に取り組むのであれば、そのようなことは無いと思います。医学部の学生が真面目に勉強せずに遊んでばかりいるよ、といった内容の方が、よほど気分を害するのではないでしょうか。

私は、医師になるためにどの様な事をしているのか、どの様な事をしなければいけないかは、もっと多くの人が知るべきだというスタンスです(このBlogで広めたいと言う意味ではありません)。生きた人を切り刻むわけにはいかないから、献体してもらっているのです。特に国立大学の医学部は多くの税金を投入して実現しています。国や大学からもっと積極的に情報公開しても良いのではないでしょうか。解剖に批判的なグループがあるのかどうか知りませんが、もしあるとしても一部の批判を過剰に捉える必要も無いと思います。

内容について面白く書くことは確かに適切ではありませんので、上に書いたように訂正していきたいと思いますが、解剖実習の内容そのものをオープンにすることで、社会的に非難の的になるとは全く考えてません。現在でもこういった体験談はWeb上で数多く見られますし、 永井明や南木佳士などの小説などにはもっと赤裸々に述べられていたりします。ある大学では解剖実習の具体的な手順をWebに載せていたりします。現在のこの社会の中で、手に入れようとすれば幾らでも手に入る情報です。内容を好まない方も相当数いるとは思いますが、それがイコール書いてはいけない、ではないと思います。



なお、医学部の学生において解剖実習は、「死体解剖保存法」や「医学及び歯学の教育のための献体に関する法律」、および「死体解剖資格の認定等について(各都道府県知事宛厚生省健康政策局長通知)」などにより、さまざまな制約の上で認められています。これらの法整備や制度、そして取りも直さず献体された方の遺志によって成立しています。それに報いるために必要なのは、解剖実習に真摯に取り組むことであるのは言うまでもありません。


私の見解は以上です。議論は大歓迎ですのでご意見お待ちしております。
しかし、名前…はWebなので不要としても、ご自分の立場を明確にせず、意見の根拠も無く、言いたいことを言うだけの行為は意見とは言えません。最低限、議論と言う意味はご理解下さい。


コメント

  1. ねも | URL | roEkTa4s

    Re: 解剖6日目

    やはり一般の人と、医学生とは見解がかけ離れているようで
    以前僕もmixiの方で解剖が始まった当初、意気込んで
    その日に行った解剖内容を書き込んでいたことがあります

    知識的なまとめとして、たとえば橈骨動脈の走行が
    この方の場合は解剖学講義とは異なり~、といったように

    詳しいことは数年前なので忘れましたが、僕が止めたのは、
    解剖に対する内容は、個人情報か、そういった法律に
    触れる可能性があると先生に言われたからかと

    もちろんご遺体のお名前や大学名、地域は伏せてありましたが、
    それでも検体して下さった側からすると良い気がしないかもしれません

    shoeさんの場合、内容ではなく感想の方で進められているので
    問題ないかもしれませんが、少しでもその方についての
    コメントなどをはさむと問題になってしまう可能性もあるかと思います

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  4. medical | URL | -

    Re: 解剖6日目

    一日目のところに意見したものです。
    都内の国立大学医学部5年、BSL中の学生です。

    まず申し上げたいのは、何を書こうと、あなた自身の自由です。
    法的規制もありませんし、他の人も書いてますし。
    全くあなたのおっしゃるとおり。

    ただ私がご忠告申し上げたのは、そんな問題ではありません。

    問題点
    1、実習前に教官から、解剖実習の倫理的な心得のような話があったはずです。ブログに書くことを直接的表現で禁止されてはいないでしょうが、それでもある程度は抵触する可能性があります。それなのに態々書いている。

    2、常識的に考えて、検体に協力した遺族が、あなたのブログを読んだときに、ある程度の可能性で不愉快な思いをするのに、態々書いている。

    3、現在私の通う大学は三人一組でやっていますが、地方の系列大学では未だに五人一組とかでやっています。その現状をある程度の可能性で悪化させる、なのに態々書いている。

    4、某地方大学でウサギを解剖して写真を掲載して停学になった輩がいます。もちろんそれと比べたらあなたは随分マシですが、それでも何かの拍子に批判の的になりブログが炎上する可能性もなくはない、なのに態々書いている。


    別に得することは何もないのに、上記のように、確率は低いかもしれないが、あなた自身損をする可能性がある。なのに態々書いていることが問題、というよりは疑問なのです。

    せっかく苦労されて入学されて、しかも妻子持ちなのに、わざわざそのような、損する可能性しかない所に自らを置くのか理解し難い、だから該当内容を削除することを、求めた、のではなく、奨めたのです。

    私の方が年下ですが、医学部の上級生として申し上げましょう。医師という職業は高度、かつ不確定な倫理観的問題を抱えて仕事をしていきます。不用意な一言が他人を傷つけるのです。私自身BSLをしていると大学病院ですから難治疾患を抱えた患者さんが多く、その接し方に悩んでばかりです。

    こういった経緯であなたにご忠告申し上げた次第です。

    追記として、本音を申し上げると、私は態々余計なことをする人間が嫌いです。目立ちたいのか、趣味趣向なのか、私には理解できません。そういった理由も含んでいることを付言しておきます。

  5. shoe | URL | -

    Re: 解剖6日目

    みなさん、コメントありがとうございます。
    頂いたコメント(以前の文章の修正も)については、本日時間が取れないため回答が土日になってしまいますがご了承ください、


    あと、medicalさん、
    前回の短いコメントで言いがかりのようなものを感じてしまったため厳しい書き方をしてしまったのですが、議論のできる方で安心しました。先日の記載は失礼しました。

    ただ、(本文の趣旨とは関係ないのでここで先に書きますが)、あなたは日常から面識のない、もしくは初対面の人に対して嫌いという言葉を使用されるのでしょうか?私が煽動的なことを書いたためつい書かれてしまったのかもしれませんが、Webでも実際の社会でも同じです。あまり感情的にならずにこのような言葉を簡単に使用されるのは控えられた方が良いと思います。最後の一文はどうしても言いたくて書いてしまったのだと思いますが、私と周囲への意味のあるメッセージになっていないように感じられます。

  6. shoe | URL | -

    Re: 解剖6日目

    >ねもさん
    コメントありがとうございます。

    他の方も指摘されているのですが、仰る通り医学生の感覚は他とは大きく違うと思います。私のように一度別の道を進んでから戻ってきた人間には、そのことがより強く感じられます。

    ちょっと自己弁護させて頂きたいのですが、確かに他の医学生同様、私も既に一般社会の感覚とはずれてきています。普通の感覚であれば、グロい、気持ち悪い、あるいはエロいという気持ちを持つ内容でもほとんど無感覚になってきています。しかし、この感覚の違いと、「Blogに解剖のことを書く」に至った思考を一つにまとめて考えて頂きたくは無いのです。

    死体解剖保存法や個人情報保護法などの法律に触れないようにするということは、当然のことです。この点に関しては、社会人を経験をしている分むしろ他の学生よりも意識は高いと思います。

    これまでに頂いたコメントから判断すると、論点となっているのは、1)遺族(等)の感情を害する可能性があり、2)学生である以上問題が起きた時に自分の責任問題だけではなくなってしまう、の2点です。2は1の結果起こることなので一旦おいておくとして、1についての私の考え方は、私が医学部の学生であることとは無関係なのです。正直なところ、私も、100%誰も何もネガティブな感情を持たないとは必ずしも言い切れないとは思っています。白か黒かグレーかと言えば、グレーです。グレーだからこそ、medicalさんのように反対される方がおり、議論になるのだと思います。しかし、私の判断としてはグレーとしても極めて白に近く、そしてそのグレーを黒と判定されても大きな影響を持たないと考えているのです。新たな議論になるため具体的には書きませんが、少なくともねもさんにご指摘頂いたような、一線を越えてしまうようなことだけは決してしないつもりです。

    それで、「遺族(等)の感情を害する可能性」ですが、こんなことを書いても遺族は何も感じないだろうと甘く考えているのではなく、自分の書く内容と一般社会(本やテレビ、Webなど各メディア)で得られる情報を比較した結果、このBlog「だけ」特異的に悪感情を持たれることは無いと判断したのです。(最初ネタ的なことも書いてしまっていたのですが、それを除いた後の話です。本当はこういう議論の時に元となる文章を修正するのは良くないのですが、10/15の日記で訂正すると宣言していますし、元の文章を残すメリットが全くないので、これについてはご容赦ください)。

    すなわち、Blogにこう言った内容を書いていることはあくまで自分の考えに基づいたものであり、医学部に入ってずれた感覚で判断した結果ではないことをご理解頂ければ嬉しいです。一応、社会人経験者ですので、常識は持っているつもりなのです。。。

    いずれにしても、10/15に書いたように、今後は教科書的内容からは逸脱しない予定です。

  7. shoe | URL | -

    Re: 解剖6日目

    >医学生です。 さん
    いつもご配慮ありがとうございます。

    ねもさんへの回答でも少し書いたのですが、周囲にも自分にもまずい事にならないようはしたいと思います。私もそれは望んでいませんので…。元々このBlogで勉強的なことを書いているのは、自分自身の為のメモであることと、興味を持ってもらった人と相互に高めあっていきたいという気持ち、あとは医学とは関係ない人達(私の知り合いは大半がそうなので)への自分の消息を伝えること、という趣旨なのですが、医学生です。 さんが仰るように内容の吟味はきちんとしようと考えています。

    こういったBlogを書いていることで、もしかしたら不遜な態度で解剖実習に臨んでいると思われているかもしませんが、私も解剖実習を経験したで終わらせるつもりは無く、ぜひとも全てを学びたいと思っています。応援ありがとうございます。

  8. shoe | URL | -

    Re: 解剖6日目

    >medicalさん
    昨日も書きましたが、丁寧なコメントありがとうございました。

    さて、medicalさんも私の自由だと書かれていますし、私も10/15およびねもさん・医学生です。さんへの回答に書いたように(色々と配慮する点はあるにせよ)今後も記載を続けていくつもりです。このため、medicalさんと私の間には論点が無くなっています。

    ここでは論点が解消したので、ご指摘頂いた問題点については十分に注意しますとのみ回答させて頂きたいと思います。

    もちろん、ご指摘の点について私が反論するだろうという事は、これまでの経緯から予想されていると思います。しかしねもさんへの回答に書いた通り、今回の議論全体の論点は考え方の違いによるものであり、正解はありません。そのため、ここで一言一言に対して細かく反論しても水掛け論になってしまいますので、特段medicalさんが望まない限り、上の回答で留めようと思います(もちろん嫌みで注意しますと言っているわけではないです)。

    ただ、1つだけ反論というか質問したいのですが、「3、現在私の通う大学は三人一組でやっていますが、地方の系列大学では未だに五人一組とかでやっています」とは、どのような趣旨で、どのような根拠を基に仰っていますか?他の問題点についてはmedicalさんの意見として仰りたいことは分かるのですが、これだけは理解ができません。文面上からも、かなりネガティブな印象を受けます。

    不用意な一言が他人を傷つけると書かれていますが、最後の一文を含め、medicalさん自身そのことを認識されていますでしょうか?社会人になってからでは訂正がきかないこともあります。それはWebでも実社会でも変わらないのではないでしょうか。

  9. medical | URL | OSJPYRaQ

    Re: 解剖6日目

    ご意見については以下の通りです。

    1、献体の数について
    大都市部では人口の多さと、献体への理解の浸透で献体の数は飽和しつつあります。その根拠としては各大学の献体を扱う白菊会のような組織では新たな献体登録を積極的に進めていないところから容易に想像できるところでしょう。しかしながら地方の献体登録の数は増加傾向にありつつも5人一組はもちろん7人一組で実習を行っているところもあり、状況はやはり厳しいのが実情でしょう。何しろ剖出する作業は往々にして一箇所につき左右二人しかアプローチできませんから。立ってみてるだけの班員は勉強になりません。その状況を鑑みて、やはりあなたが家族を献体として送り出す遺族の気持ちに配慮の欠けた発言を記載することで、状況に対してプラスにはたらくことなく、マイナスにしかはたらかない、ということを強調したかったのです。


    2、嫌いである・・・
    これについては記載したとおりです。特に補足する事も弁解する事もありません。先日、ブログの内容をみて不愉快な思いを抱かれる可能性があると記載しましたが、私自身は不愉快に感じています。

    前提としてあなたは火消しのための議論を望まれているかもしれませんが、私はそのつもりはありません。あなたを非難し、否定するつもりで書いていることを認識してください。

    更に申し上げれば、社会的に不適切な内容を、ほんの数日前にブログに掲載するような人間を非難することに、私自身はなんら後ろめたい気持ちはありません。



    以上になりますが、私自身の反省としては、個人のブログの内容に噛み付いて、不毛な言葉の矛をかわしたことです。私は後出しジャンケンの要領で非難し、管理者は火消しをする、このような状態で誠意のこもった議論は成立しません。

    ブログというものに対する見識のなさから不毛な現状を作り出してしまった、という言い訳と反省をもって終わりたいと思います。

  10. shoe | URL | -

    Re: 解剖6日目

    >medicalさん
    献体の数の件について私が特記したのは、内容そのものもそうですが、主に文面の問題です。書かなくても気づいて頂けるかと思ったのですが、この点に触れられていなかったので念の為付記します。

    嫌いうんぬんの話に関しては、それで良いと思います。medicalさんは私のBlogの内容を不適切だと考えており、私はそう考えていません。正答の無い問題に対しては意見の相違は常にあるものですし、これを敢えて解消する必要性も無いと思います。両者がこれ以上議論することを考えていないのであれば、これにて終了、で良いでしょう。

    ポリクリは実際に人と接するということで今まで経験していない苦労をされていると思いますが、頑張って下さい。

  11. ねも | URL | roEkTa4s

    Re: 解剖6日目

    >グレー
    これがアウトなのですよ

    研究なども倫理委員会などを通さないと研究できないのですが、
    そこでは患者さんに如何に納得してもらえるかが問題で
    少しの文句も出ないように努力するのが最低限のライン、
    その専門である公衆衛生学の教授でさえ何度か書き直しを
    命じられるほど厳密なものなのです

    特にshoeさんの場合、大学地域、学年、下手をするとお名前まで
    blogを読んでいる方なら簡単に特定できてしまう、
    この条件下でもしご遺族が見られたとき訴訟になりえても
    おかしくはない状況にいることをご理解ください


    追記 shoeさんのお名前どこかで見かけたと思いきや、
    うちの教官のブログに書き込まれていましたね

  12. shoe | URL | -

    Re: 解剖の件

    >ねもさん
    先程新しく記事を書いたのですが、Webで公開するには微妙な内容については、パスワードをかけて限定記事とすることにしました。難しい問題であることは分かっていますし、もちろん私も色んな人の感情を害したい訳ではないので、リスクを減らす手段を取ることにしました。色々とご心配して下さりありがとうございます。

    ねもさんはあちらの大学の方だったんですね。あの先生のBlogが興味深い記事が多くいつも読ませて貰っています。確かに一度だけコメントしました。。。

  13. | |

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