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ネガティブ

2009年09月20日 22:06

今日はちょっと真面目に。


子どもが生まれた時、一番心配していたのは元気に生まれてきてくれるかどうかということでした。やはり親としては、問題なく五体満足で生まれてきて欲しいし、正常に育って欲しいわけです。

当時も結構調べたりしたり、今まさに医学の勉強をしていることで分かってきたんですが、子供が元気に生まれるのはなかなか難しいという現実があります。

まず、妊娠して流産してしまう割合は15%くらいだと言われています。流産というのはドラマとか漫画とかの話でどことなく現実感が無い感じもしますが、実際にはかなり多いです。原因は身体的な異常のことももちろんありますが、細胞分裂の際の染色体異常が原因であることが多く、誰にでも起こるし現時点では防ぐ方法がありません。

その後周産期(※)での死亡は0.5%くらい(2006年のデータ)。
※妊娠22週以降の死産+早期新生児(生まれて6日まで)を合わせた数

そして、日本では1歳未満の乳児が死亡する確率は約0.3%くらいです(2007年のデータ)。上の周産期の期間とちょっとかぶってしまいますが、0.3%の死亡率と言うのは、男性なら70代、女性なら80代の死亡率と同じくらいです。

また、無事生まれることができても、残念ながら障害を持ってしまうこともあります。心臓疾患は全出生時の1%が生まれつき持っていると言われているし、21トリソミー(ダウン症)は親が20代なら0.1%、親が45歳以上なら3%の確率で発生してしまう。前に書いた新生児マススクリーニングの対象になっているフェニルケトン尿症なんかだと1/75000、ハンチントン(舞踏)病なら1/15000…、軽いものも含めれば出生時のうち7%が何かの障害を持っていると言われています。

さらに、出産に際して母親が無くなってしまうこともゼロではありません。2000年時点で6/100000ぐらいの割合です。まぁ、大正時代ぐらいの頃は200/100000ぐらいの死亡率だったので、それに比べればゼロと言ってもいいくらいに少なくなってきてはいますが。


こうやって数字の事実を並べてみると、おそらく今までの人生で最大と言っていいくらいに「死」が近くに寄ってきていることが分かります。それと出会わなくても、重大な覚悟を持つ場になる可能性は十分あります。元気に生まれるのは当たり前ではない。

自分自身、その事実に気がついてから結構怖くなってしまっている部分があります。今のところ娘は元気ですが、今後どうなるかはまだ分からないし、2人目以降の子がどうなるかも全く分からない。死は平等というフレーズがありますが、まさにそれで、いつ自分達がそういったものを出迎える立場になってもおかしくない訳です。

もちろんそんなネガティブなことばかり考えていたら生きていけないんですが、そういった時に強く生きていくための心構えぐらいはしておかないといけないかなと、思っています。


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