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組織学総論テスト-3(筋・神経+α)

2009年05月06日 23:52

テストは明日か…。この5日間結構色んなことをやってたので、むしろいつもより寝不足な連休でした(^^:


という訳で、テスト範囲の残りの筋と神経+αです。
<muscle tissue 筋組織>
■ muscle tissue 筋組織>
【定義・役割】
筋肉を作っている組織であり、筋原線維の働きにより収縮性を持つ。
【細分類】
・striated muscle tissue横紋筋(skeletal m.t.骨格筋とcardiac m.t.心筋)
・smooth muscle tissue平滑筋
【備考】
骨格筋は随意筋、心筋と平滑筋は不随意筋である。

■ skeletal muscle tissue 骨格筋
【定義・役割】
心筋以外の横紋筋を指す。随意筋。
【構造】
①マクロ構造
・層構造をとる。骨格筋全体(epimysium筋上膜)-筋束(perimysium筋周膜)-筋細胞/筋線維(endomyosium筋内膜)
・筋細胞は多数のmyofiblis筋原線維が長軸方向に配列しており、直径10-100μm、長さ数cm。
・核は多核で扁平。細胞の端(膜直下)に並ぶ。
・筋内膜の基底膜と筋線維の間にsatelite cell衛星細胞を持つ。筋の再生・肥大に係わる。
・膜は疎性結合組織で連続しており、個々の筋線維の収縮力が筋全体に伝わる。
・腱との移行部位では、膠原線維の束が筋原線維に入り込み、筋細胞の基底膜まで達する。
②ミクロ構造
・A帯とI帯の境界の高さに、細胞膜からT細管が入り込んでいる。
・筋小胞体がT細管に上下から寄り添って終末槽をつくり、triad三つ組を形成。
・筋小胞体はCaイオンを貯蔵しており、興奮時に放出して伝達を伝える。
③神経支配
・骨格筋に入った運動神経は各筋線維に1対nでmotor endplate運動終板(neuromusclar junction神経筋接合部)を形成する。
・muscle spindle筋紡錘が収縮状態を調節。
【具体例】
骨格筋、表情筋(皮筋など)、内臓筋(食道の壁など)

■ myofibril 筋原線維
【構造】
・筋原線維はactin filamentアクチンフィラメント(細い)とmyosin filamentミオシンフィラメント(太い)から成る。
・A帯(ミオシン全長部、収縮しない)、H帯(A帯の中心、アクチンの切れ目)、M線(H帯の中心)
・I帯(アクチンのみ、収縮する)、Z線(I対の中心、アクチン接合部)
・Z線間をsarcomereサルコメア(筋節)と言い、弛緩時2.5μm。

■ muscle spindle 筋紡錘
【定義・役割】
骨格筋の収縮状態を調節。
【構造】
・結合組織性の皮膜に包まれる。皮膜は筋終膜と接続。
・紡錘内の筋線維は、線維中央に多数の核の集団を持つnuclear bagfiber核の袋線維と、線維中軸部に核が1列に並ぶnuclear chain fiber核の鎖線維がある。
・核の袋線維にはらせん状の(第1)知覚神経終末が接続。核の鎖線維には(第1)知覚神経終末と、網状の(第2)知覚神経終末が接続。
・γ-運動線維が紡錘内線維の緊張度を支配し、紡錘装置の感度を調節する。

■ cardiac muscle tissue 心筋
【定義・役割】
心臓壁を構成する不随意筋。
【構造】
①マクロ構造
・線維同士が吻合して網状構造をとる。直径15μm、長さ80μm。
・核は1~2核。細胞の中心部にある。
・周囲に毛細血管が豊富。
・細胞の境界に階段状のintercalated disk介在板(光揮線)を持つ。光を強く屈折する。
②ミクロ構造
・Z線の高さに細胞膜からT細管が入り込んでいる。(骨格筋はA帯とI帯の間)
・筋小胞体は終末槽を作らず、部分的なdiad二つ組を形成。
・T細管は太く、内部に基底膜を持つ。基底膜でもCaイオンを貯蔵。
・ミトコンドリアが非常に多い。
・光揮線はZ線方向(デスモゾーム)とZ線垂直方向(gap junction)がつながる。電気抵抗が小さく興奮を伝える。
【具体例】
心臓、肺静脈基部

■ smooth muscle tissue 平滑筋
【定義・役割】
中空性の器官壁を構成する、細長い紡錘形の筋。
【構造】
①マクロ構造
・平滑筋線維と細網組織から成る。細胞の直径5μm、長さ20-100μm
・細胞間はgap junctionで結合し、興奮を共同して収縮する。
②ミクロ構造
・アクチンとミオシンがばらばらに走行し、相互作用して収縮する。
・dense body暗調小体が細胞膜付近などにあり、Z線に似た接着機能を持つ。
・細胞膜に無数の陥凹(caveolaカベオラ)があり、Caイオンの貯蔵・放出および脱分極シグナルの伝達を行う。(一種のT細管)
【具体例】
消火器・呼吸器・泌尿器・生殖器の壁


<nervous tissue 神経組織>
■ nervous tissue 神経組織
【定義・役割】
中枢神経系と末梢神経系を作る組織。
神経細胞はperikaryon神経細胞体から1本のaxon軸索(neurite神経突起)が出ており、先端の神経終末がsynapseシナプスを通して他の神経細胞に接続している。
【構造】
・神経細胞と、神経細胞を支持する細胞から成る(neuron神経単位/ニューロン)
・核は大きく球形。ユークロマチンが多く明瞭。
・細胞体内にrERの集合体が点在(Nissl bodyニッスル小体/虎斑物質)。樹状突起内にも存在する。軸索の起始部には存在しない(axon hillock軸索小丘/起始円錐)。
・軸索(神経突起)先端はシナプス間隙を挟み、別の細胞の樹状突起の棘と接続しシナプスを形成。
・モータータンパク(キネシン・ダイニン)が微小管に沿って伝達物質を細胞体からシナプスに運ぶ。伝達物質はアセチルコリン(無芯小胞)、アドレナリン(有芯小胞)、ペプチド(大型有芯小胞)など。
・微小管や中間径フィラメント(ニューロフィラメント)を多く含む。
【細分類】
①部位による分類
・central nervous system中枢神経系
・peripheral nervous system末梢神経系
②突起の数による分類
・multipolar neuron多極性ニューロン-1本の軸索とn本のdendrites樹状突起を持つ。
・bipolar neuron双極性ニューロン-1本の軸索と1本の樹状突起を持つ。
・useudo-unipolar neuron偽単性ニューロン-双極性ニューロンと働きは同じ
【染色】
・HE染色:紫(神経細胞・神経膠細胞の核)
・ニッスル染色/Klüver-Barrera染色(クレジル紫):紫(ニッスル小体、核)
・golgi法(鍍銀染色):黒(一部のニューロンの全体構造)、赤(グリア)

■ central nervous system中枢神経系
【定義・役割】
脳と脊髄。
【構造】
神経細胞と、神経細胞を支持するglial cells神経膠細胞から成る。
【細分類】
神経膠細胞は下記に分類される。
・astrocytes星状膠細胞/astrogliaアストログリア
神経細胞を覆って絶縁する。血管を覆い(限界膜)、blood-brain barrier血液脳関門を形成する。神経膠細糸を多く持つ。
・oligdendrocytes希突起膠細胞/oligodendrogliaオリゴデンドログリア
脊髄神経細胞の髄鞘を形成する。1つの細胞で複数の髄鞘を作成可能。シュミット・ランターマン切痕は形成しない
・microglia小膠細胞/ミクログリア
神経損傷時に修復を行う。マクロファージ様の機能。
・ependymal cells上衣細胞
脳室と脊髄中心管の表面を覆う。

■ peripheral nervous system末梢神経系
【定義・役割】
中枢神経系から伸びている神経。
【構造】
・神経細胞と、それらを覆うSchwann cellsシュワン細胞、satelite cells衛星細胞、コラーゲン細線維など細胞間質から成る。
・神経線維は層構造をとる。nerve神経全体(endoneurium神経上膜)-nerve fascicle神経束(perineurium神経周膜)-nerve fiber神経線維(endoneurium神経内膜)
【細分類】
①myelined nerve cell 有髄神経線維
・axon軸索の周囲をmyelin sheath髄鞘(ミエリン鞘)が巻き付く。髄鞘はSchwann cellsシュワン細胞に覆われている。シュワン細胞の核がある部分の髄鞘は凹んでいる。シュワン細胞は神経線維の保護・栄養に与る。
・髄鞘は一定間隔でnode of Ranvierランヴィエ絞輪により狭窄する。ランヴィエ絞輪間(髄鞘節/輪間節)は同一神経線維ではほぼ一定。跳躍伝導。
・髄鞘は不定期に斜めの切れ込みSchmidt-Lanterman incisureシュミット・ランターマン切痕が存在する。
・髄鞘は細胞膜の巻き込みにより作られる。intraperiod line周期間線、mafor dense line周期線、basal lamina基底膜。
②unmyelined nerve cell 無髄神経線維
・シュワン細胞の核の周囲を軸索が取り囲む。軸索はシュワン細胞の細胞質に包み込まれている。
【染色】
・オスミウム染色:黒(髄鞘)


<その他>
■ コラーゲン分類まとめ
・Ⅰ型-膠原線維成分(一部Ⅲ型・Ⅴ型)。引っ張り強度が強く、切れず伸びない。
・Ⅰ型-骨基質成分。
・Ⅱ型-ガラス軟骨の基質。微細構造。HE染色されない。鍍銀で染色可。
・Ⅲ型-細網線維成分。微細な線維で網構造を構成。基底膜の線維網状層を形成。
・Ⅳ型-基底膜緻密層。
・Ⅳ・Ⅶ型-アンカー細線維。基底膜の緻密層と線維網状層を結合。

■染色方法
・HE染色 hematoxylin-eosin staining
ヘマトキシリン:青-核(塩基好性)
エオジン:赤-核小体、赤血球、筋線維、膠原線維(酸好性)

・MG染色 Masson-Goldner's staining
酸性フクシン/オレンジG:赤-細胞質、筋線維
ライトグリーン:緑-膠原線維

・AF染色 Aldehyde-fukusin staining
アルデヒドフクシン:紫-弾性線維、粘液、肥満細胞顆粒

・鍍銀法 silver impregnation
銀粒子:黒-神経細胞(ゴルジ法)、細網線維(ゴモリ法)、ゴルジ装置(青山法)

・過ヨウ素酸-Schiff反応(PAS染色)
紅~赤紫-グリコーゲン、グリコサミノグリカン、ムチンなど糖質を染色
・過ヨウ素酸メセナミン銀染色(PAM染色)
黒褐色-基底膜(腎糸球体の毛細管基底膜など)

・ニッスル染色
・Klüver-Barrera染色
クレジル紫-神経細胞(ニッスル小体、核)
※Klüver-Barrera染色では、クレジル紫に加えて、ルクソールファスト青-軸索(ミエリン鞘)、リン脂質

・スダンⅣ染色液
スダンⅣ:赤-脂肪滴

■ metachromasia(異調染)
色素の本来の色とは別の色に染色されること。肥満細胞顆粒や軟骨基質はヘパリンやコンドロイチン硫酸のような酸性のグリコサミノグリカンを含んでいるため、トルイジン青のような塩基性アニリン色素で染色すると、本来の色(青)とは別の赤紫色に染色される。



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