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編入試験

2010年09月26日 02:36

ダルビッシュに勝ってマジック1!そりゃ杉内泣くほど熱い試合でしたよ!!
明日優勝です!!



さてさて昨日はうちの大学の編入試験の筆記試験でした。私も後期のシラバス貰いにちょっと大学に寄ったのですが、見知らぬ顔がちらほら。多分受験生だったのだと思いますが、筆記試験はみんな私服のはずなので2年生と見間違えたかも。次の面接試験はみんなスーツなので一発で分かるんですが、というわけでたまには編入試験のことでも。

年寄りを差別しない事で有名な我が大学、うちの学年は32歳が最年長ですが、他の学年では40代がザラにいらっしゃいます。当然のごとく編入生にも年長者が多く、とにかく試験さえできればオールオッケーという気もしなくもないのですが、それにしては私は筆記試験の出来が悪かったはず(英語は半分くらいしかかけなかった)なので、一体何を見てるのか何人かの教授に聞いてみたことがあるんですね。以下その回答です。(本当のことを言っているとは限らないので鵜呑みにしないでください。)


年齢については、上でも述べたようにあんまり気にしていないようです。40代くらいだと多少年齢的にどうかね・・・という話になるようですが、志望動機がはっきりしていたりして合格させるに値する妥当性があれば問題無いようです。実際に複数の合格者がいますし。しかし私が受けた時に60歳くらいの人がいたのですが、さすがに駄目だったようです。

面接とグループディスカッションについては前にも書いた通り、いまいち何を見てどういう点数の付け方をしているのか良く分かりません。ただ、面接をしていた教授に何で私が受かったんですか?と聞いてみたら、「社交性が~」云々と仰っていたので、やはりそれなりに見ているようです。ただ、面接の時に明らかに厳しい質問が飛んで、そのまま落ちてしまった方もいるので、筆記試験の点数で絞り込みを掛けている可能性も否定できません。さらに、筆記で15人に絞った後はフラットな条件で5人を決める(=筆記試験の点数は見ない)という噂を一部から聞いたことがあるのですが、前述の事を鑑みると流石にそれは無いのではないかと思います。いずれにしても、結構面接とGDのウエイトは高いと考えられるので、筆記であまりできなかったとしても諦めずに頑張るのが良いと思います。

面接は私の場合仕事と生活についての内容がほとんどだったのですが、研究のことばかりの人もいますし、どうも教授が志望動機書を見て気になったことを聞いているような印象です。個人的な印象では、とにかく聞いていることにきちんと答えて、教授を納得させることが最も重要なのではないかと思います。うちの先生は個性的な人が多いですが、白い巨塔的な人は殆どいないので、変に医学部と構えずに常識的に答えを考えるのが良いと思います。

というのが私の考えなのですが、これを見てる編入生の皆さんどうですか?


去年の最終試験の時、ちょうど昼休みに受験生が2人いたので話しかけてみたんですが、偶然2人ともこのBlogを見ていてしかも合格してくれていたのが嬉しかった記憶があります。今年もそう言う人がいるといいなぁ。

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編入試験シーズン

2010年06月21日 23:52

来年度の編入試験の募集要項が発表されました!
うちの大学は3年生の授業以外はとても良い大学なのでぜひ皆さんどうぞ!笑

学士編入試験について-01

2008年12月02日 23:11

§0.はじめに

 今回無事に、というか運良く学士編入に合格したのですが、元々は一般入試で合格を目指す予定でした。そのため、試験対策は自ずと一般入試と学士編入とが両立できるやりかたとなってしまったため、自分が合格した大学以外を目指す方々がここを読んでもあまり役に立たないかもしれません。が、通常医学部再受験の方は一般か編入かどちらか絞って準備される方が多く、このようなケースはWeb上を見渡してもあまりいないようですので、珍しい例ということでまとめてみました。 一般受験の記載と学士編入に関する記載が混ざっていますので、どちらのことについて述べているかは各項で都度記載します。
 
 なお、これらはあくまで一例であり全ての人に該当するものではありません。私自身もそうでしたが、このような合格者の記述を参考にされる方は多いと思います。しかし、このような記述はあくまで個人の体験談(あるいは想い)であり、一般的に適用される事実とは言えません。従って、各人が情報の取捨選択を行っていく必要がありますが、その際に様々な視点からの意見に触れることにより、今まで気づかなかった事に気づく可能性があります。その一助として当メモをご参照ください。

学士編入試験について-02

2008年12月02日 23:11

§1.受験計画について
1.1.一般入試か学士編入か
1.1.1.一般受験/学士編入のメリットorデメリット

①試験範囲
 一般受験の最大のメリットは、試験範囲が明確で受験計画を立てやすいことです。一部の例外はありますが、基本的に高校の学習指導要領の範囲から出題され、これを大きく逸脱することはありません。また、大学間で試験範囲があまり変わらないこともメリットになります。英語で英作文が出るとか、記述/マークの違い、量の多寡といった大学毎の特徴はありますが、所詮高校の範囲からであり併願の選定も学士に比べ容易です。
 逆に、学士編入の場合はこの点が大きなデメリットになります。選考方法が大学によって大きく異なり、試験科目名が同じでも、その科目内でカバーすべき範囲や深さも千差万別だからです。また、試験範囲が必ずしも詳細に公表されている訳ではなく、過去問やその他の受験情報も少ないため、下手をすると試験範囲とは異なる個所を勉強してしまう可能性もあります。例えば学士を受けるならessential細胞生物学くらいはマスターしておけと良く言われますが、この本よりも高いレベルの(問題の)大学も低い大学もありますし、それもこれまでの過去問から推測しただけで、翌年から傾向が変わる可能性も十分あるわけです。


②受験対策情報の多寡
 一般受験の場合は過去問や問題集も充実しており、予備校等を活用すれば受験対策情報も容易に入手できます。さらに大学入試そのものは歴史が長く、情報の信頼性も高いものが多いと言えます。このため受験対策のための情報収集・分析に時間がかからず、勉強に専念し易いと言えます。模試等で自分の実力を把握しやすいこともメリットでしょう。
 これに対して、学士の場合は①で述べたように試験範囲が漠然としていることが多く、過去問や傾向等の分析調査に時間を要します。特に予備校(といってもほぼKALS一択ですが・・・)を利用しない場合、情報収集は数少ない対策本やInternetに限定され、情報の信頼性がぐっと低くなります。いずれにしても一般受験に比べややギャンブル性が高くなってしまいます。


③試験科目
 学士編入を目指す方は基本的には国立大学志望だと思いますが、この場合一般入試では要センターとなるためぐっと科目数が多くなってしまいます。逆に学士の場合は英語+生命科学の2科目だけという大学もあるので、敷居が低いのは確かです。ただ科目数と難易度は相関しませんので、自分の得意・不得意な科目を見極めるのが最重要でしょう。社会人の方で、ビジネスマンとしての訓練を積んできている方であれば国語と社会(現代社会)はさほど勉強しなくても9割の点数を狙っていけますので、一般入試も見た目ほどのインパクトは無いと思います。特に現代社会は、経済分野や政治分野など、高校生にとっては勉強でしかなくても社会人にとっては常識ですので、さらに負担は軽減します。


④試験倍率
 一般受験の倍率は国立前期が3~7倍程度、私立が10~30倍程度ですが、私立の場合は補欠合格が多く、実質倍率は半分程度になる大学もあるようです。これに対し学士の場合は実質倍率で最低でも10倍、高い場合は50倍にもなります。しかも学士の場合は定員が少ないため(5~10人程度の大学が多い)、統計分布的に考えるとよりハイリスクです。
 ただし、学士編入の場合は受験生のレベルが一般受験より幅広いと想定され、実際に合否ラインに近い位置にいる受験生は一部でしょう。一般受験の場合は他に人生の道が少ないのに対し、学士の場合は進学・就職など別の選択があるため、その分だけ真剣度が低いと言えます。周囲の学士合格者や体験記などを読んでも、合格者は複数の大学で合格しているケースが多いことも、これを裏付けています。結局のところ、一般/学士のどちらが難関かは一概には言えず、各人の戦略によって左右されてきます。(無責任でスイマセン。。。)


⑤費用
 編入/一般の差よりも国立か私立かの差の方が決定的に大きいですが・・・。まあこれは個人の問題ですので割愛します。
 (話が逸れますが)ただし、編入だろうが一般だろうが、またどこの大学でも医師になることには変わりません。貯蓄や援助があまり期待できない方でも、私立の金銭的問題をクリアする方法は無いわけではないですから、よほど強いポリシーを持っている方以外は(東大理Ⅲじゃなきゃ医学部じゃないとか)なるべく可能性は広く考えるべきです。

学士編入試験について-03

2008年12月02日 23:11

1.1.2.両立は可能か

 前文で述べた通り、私は結果的には一般入試と学士編入の両方を狙う形となりましたが、通常はよほど時間の余裕のある方以外はどちらかに絞った方が良いと思います(書いていることとやっている事が真逆ですが・・・)。
 理由は、どちらの試験も相当の準備が必要であり、しかも両者の試験範囲はあまり重複しないためです。一般入試については言わずもがなですが、学士編入を目指す場合は通常前回の大学受験から3年以上が経っているため、再度の詰め込みを余儀なくされる方が殆どでしょう。私のように年齢がかなりいっている場合は尚更です。また学士編入の場合は、試験範囲自体はあまり広くなく、医療系や理工学系の学部を出た方(or在籍している方)であれば勉強量を短縮できます。しかし、個々の大学の倍率が高く運の要素も入ってくるため、よほど自信のある方以外は複数大学の受験がほぼ必須です。大学によって試験科目も範囲も内容の深さも全く異なるため、結果的にはかなりの準備が必要となってきます。特に英語が苦手な方(私ですが)は相当頑張る必要があります。

 ただし、学士編入と一般受験では試験の時期が異なります。一般受験は年明けの1月からが本番です。しかし学士編入の場合、早い大学では5月ごろから始まりますので、大学の選び方とスケジューリングをうまく工夫すれば両方を受けることも可能でしょう。ただその場合でも、どちらかに重点を置いて勉強し、もう一方は滑り止め程度に考え可能な範囲で準備するしかないと思います。その場合、試験の時期と勉強量を考えると、一般が本命、学士がその次になるでしょう。学士が本命で、落ちてしまってから改めて一般受験の準備は辛すぎます。

学士編入試験について-04

2008年12月02日 23:11

1.2.私の受験計画例
1.2.1当時の受験予定校

 ・学士編入 1校 (筆記:9月、GD/面接:10月)
 ・一般入試 5~6校
私立 3~4校 (1~2月)
国立前期(地元) (2月末)
国立後期(大学未定) (3月)




1.2.2.受験計画(総論)

 まず、私はこれまでに述べた通り一般入試での合格を主目標に置き、1年間で確実に合格できることを前提に計画を立てました。1年目はもしぎりぎりのラインで全滅した場合はもう1年ということも考えていましたが、それでも計2年間のチャレンジしかないと考えていました。それでも駄目だった場合、2回目の失敗の時点で30歳なので、年齢と実績的にまだ前の業種に戻れるだろうと考えていたというのもあります。

 一般入試を狙った理由は、学士編入の試験対策のしづらさが高リスクであると判断したためです。再受験では、いかに効率的に勉強するかが眼目となりますが、その効率性のための分析が学士編入試験では困難でした。公開されている情報が少なく、選考方法も必ずしも公平とは保証されておらず、殆ど2ちゃんレベルの信頼性の情報しか手に入らない状態では、とてもじゃないですが1年で合格するとは言えなかったためです。その点一般入試ではいくらでも情報が手に入るし、周囲に医者/医学生もいて相談することもできたため、より分析の精度を上げることが可能でした。
 また、そもそもスケジュール的に学士の試験に間に合わないという問題もありました。私が受験を決めたのは2008年の5月だったのですが、その時点で既に学士編入の出願が始まっている大学もあり、少なくとも高度な専門分野を問われる大学は不可能でした。うまく学士に合格すれば学生の期間が短縮できるのはもちろんですが、妻子がいる身では受験生の期間が1年長いより、医学生の期間が1年長い方がまだ精神的にマシです。
 以上を踏まえ、地元の国立大学一般受験を本命に、試験問題の傾向が近い私立大学を複数受け、且つ試験範囲の重複ができるだけ大きく準備のための負荷が小さい大学の編入試験をごく少数受けるというプランとしました。一般受験も、もし私立しか合格しなかったら学費と生活費をどうするかや、そもそも一般受験なら本当に受かるのかという問題はあったのですが、まあそこはリスクの大きさ比べをしたという事です。

学士編入試験について-05

2008年12月02日 23:11

1.2.3.受験計画(各論:学士編入)

 上記の計画の結果、実は今回合格した1大学しか受験しませんでした。ばればれもいいところですが、日本海が眩しい某フルセット筆記試験の大学です。
 大学の選定理由は、まず試験範囲が大学受験レベルであることです。この大学の筆記試験は大学受験レベルの英・数・化・物・生で、かつ出願要件が事実上理系学部卒に限定されていたので、一般入試の勉強から殆ど逸脱せずに割といい勝負ができるんじゃないかと判断しました。実際には線形代数や力学・熱など大学1年程度の範囲も含まれますが、過去問を見る限りではたいして深くは問われない可能性が高いため、殆ど一般受験の勉強で対応可能です。この選定理由の時点で、既に他大学の選択肢が殆ど無いことに。秋田大学なんかも考えたのですが、あの大学ははたして傾向というものがあるのだろうかと・・・。
 また、生活を考え関東甲信越エリアにある大学、30歳程度での合格実績が多い大学、試験スケジュールが一般受験とかぶらない大学、も選定条件に入れ、結果として上記1大学のみを受験しました。はっきり言って地元の大学がこれほど条件にマッチしたのは運以外の何物でもありません。

学士編入試験について-06

2008年12月02日 23:11

1.2.4.受験計画(各論:一般受験:国立)

 地元大学しか考えてませんでした。地元なら実家も近いし生活費もぐっと抑えることができます。ただうちの大学は後期日程が無いので、前期で駄目だった場合、後期をどこに出願するか迷いました。
 結論から言うと、後期は信州大学か岐阜大学を受ける予定でした。一般受験の場合30歳近い年齢がかなりネックになってきます。もちろんこのあたりの情報は信頼性に欠けるものがありますが、某群馬大学のように裁判まで起きている大学もありますので、こういった大学は除外しました。あと、受験生/合格者の年齢層(現役、一浪、二浪、more・・・)のデータは手に入る大学が多かったので、三浪以上の受験生と合格者の比率に有意な差がある大学は何らかのバイアスがかかっていると考え、基本的に除外しました。あとは私は物理・化学選択でしたので、試験問題に生物が入ってくる(総合問題など)大学も除外となりました。以上の条件∧関東甲信越エリアの大学が候補でした。ま、倍率的に岐阜は無理だったと思いますが。


1.2.5.受験計画(各論:一般受験:私立)

 国立の後期と同じくまず年齢、あと本命と試験傾向が近い大学に加え、併願として合格の可能性が広がるように選定しました。最終的に確定はしなかったのですが、日医、昭和Ⅰ期、杏林、杏林セ、金沢医、聖マを候補に3-4大学を受ける予定でした。
 上で挙げた大学は、昭和大学以外全て年齢差別無しor近年高年齢増加中の(可能性が高い)大学です。他にも近畿、帝京、東邦、日本、愛知、藤田、東海、川崎医が、集めた情報から判断して年齢差別を行っている可能性が低い大学と判断していました。2008年度時点での新入生年齢実績では、日医が45歳、東邦が29歳、日本が29歳となっています。逆に、慶應、順天堂、慈恵、北里、埼玉医が高年齢の合格者が少ないようです。

学士編入試験について-07

2008年12月02日 23:11

1.2.6.(補足)年齢について

 私は自身の年齢が年齢だけに、得られるデータを基に受験する大学の絞り込みを行いました。しかし、ある程度差別されていると考えられる大学でも、志望度の高い大学やたくさん受験する余裕のある方はチャレンジするべきだと思います。
 一切年齢での差別をしないと明言している大学(確か杏林など)以外は、Web上を探してみれば「3x歳の俺が面接したら超圧迫面接だった」とか「現役だと世間話レベルで何言っても頷いてもらえた」とかいった体験談はどこの大学でもあります。しかし、それは書いた人の資質の問題である可能性もありますし、そもそも事実かどうかも分かりません。慶應の一般なんかは1つ歳を取るごとに10点マイナスされるとかまことしやかに言われていますが、それなりの年齢の人も事実在籍しているようです。私は合格しても合否ラインぎりぎりの成績までしか高められないと考えていましたので受験大学の絞り込みを行いましたが、特に成績に自信のある方は多少マイナスされても問題ないわけです。
 ただ1つだけ確信を持って言えるのは、高年齢の場合、当然相応の振る舞いが求められるだろうということです。30歳で受験したとしたら、同年齢の人は既に医者になって5,6年位の経験を積んでいるわけです。知識や専門技術は当然勝てませんが、熱意や頭の回転くらいはその人達より上回るつもりで臨む必要があるでしょう。時々、面接で目も見てもらえず、あとで試験結果を請求したら100点満点中3点だったとかいう人がいますが、その結果は本人の問題です。最初無視に近い状態でも、面接なら最低でも10分は会話するわけです。それだけ時間があれば、できるだけ場を好転させるところが年齢(というか経験)の力の見せ所でしょう。不機嫌な患者なんて沢山いると思うんですが、そういう人達を安心させるのが医者だとしたら、そういうスキルはもう持っているはず、それが学士とか再受験の人を取る理由だと思うのです。

学士編入試験について-08

2008年12月02日 23:11

1.3.情報収集・分析について
1.3.1.どのように情報の精度を高めていくか。

 これまでも述べてきた通り、時間的にも精神的にも余裕の無い再受験にとって、正しく情報収集・分析を行うことは極めて重要です。特に、学士編入の試験分野・傾向や、学士・一般共に年齢差別に関する情報は、分析を誤ると致命的です。年齢に関しては受験する意味そのものが無くなる可能性があるため、一層重要です。また、この2つの情報は正確な情報が公開されていないケースが多いため、この意味でも得た情報を鵜呑みにすると自滅してしまうため注意が必要です。
 情報の収集・分析方法は各人の方法があると思いますので、参考に私の例をご紹介します(と言ってもそんな大層なものではありませんが・・・)。なお、これらの方法は受験に限った話ではなく、仕事でも私生活でも共通する手法だと思います。また、方法論についてはビジネス書でその手の本がよくありますので、それらを参考にするのも良いと思います。


①収集
 私の場合、まず初めに真贋関係なく量を集めます。web検索でも合格体験記系の本でも手当たり次第です。今の世の中、googleで検索するだけでも、キーワードを工夫すればかなりの量の情報が入手可能です。例えば「学士編入 再受験 年齢差別」というキーワードでは、「○○大学の今年の合格者には30代の人がいたらしい」という記載のサイトを拾ってくることができません。その場合は、この文面の周囲も含めて使用されている可能性の高い語句「医学部 再受験 合格 年齢」で検索すれば出現する可能性が高くなります。また、群馬大学の年齢差別による裁判のように関連する事実が存在する場合、このキーワード「群馬 再受験 医学部 年齢 裁判(or訴訟)」に加え、年齢差別がある/ないが比較的はっきりしている大学「杏林 東海 慈恵」等のキーワードを組み合わせれば、医学部の再受験と年齢差別に興味がある記載を見つけられる可能性があります。もちろんこれらの方法で得た情報の信頼度は高いとは言えませんが、この段階ではOKです。


②分析
 収集した情報は、客観的な事実、主観的な事実、推測、ゴミに4分類されます。客観的な事実は大学が公表した情報など。例えば日医の2008年度時点での新入生最高齢が45歳という情報は客観的な事実です。こういうガチな情報が分析の軸になります。次に主観的な事実は、個人Blogの合格体験記です。この記述もそうですが、勉強方法などを紹介されているページがあります。それらの記述は当人にとっては事実ですが、周囲の人々にとっては事実或るいは有効ではない可能性があります。おすすめ参考書を使ってみたら自分には合わない、というケースですね。こういった情報は情報分析の材料の1つとして採用しますが、相反する情報の有無確認や、事実であることの補強をする必要があります。3つ目は推測です。私人法人問わず評論的な情報、2ちゃんのまじめな板など、断片的な事実を元に意見を述べているものです。事実確認が取れていない大学の裏金の有無についての情報などがこれに該当します。これらの情報は真実かもしれませんし嘘かもしれません。しかしこれらの情報も無意味ではなく、関連するキーワードを得られたり、主観的な事実の補強(その事実の信頼性を高めること)ができる可能性があります。また、複数ソースによる複数からの同意見があれば、その情報は真実である可能性が高まってきます。ただし、同一ソースを基にどれだけたくさんの同種意見があっても、それは単なるコピーに過ぎません。最後にゴミはゴミです。釣りに惑わされないことが肝要です。

 このようにして収集した情報を分類し積み重ねていくことで、推測は事実に、事実はより確固とした事実に昇格させていくことにより、最終的に自身で判断する必要があります。誰かが断定的に書いていてもそれが正しい保証はありませんが、その結果は情報を鵜呑みにした各人が受けることになります。
 このような情報収集・分析に時間をかけることは無駄だと思う方もいるかもしれません。しかし、この作業如何でその後のアクションにかかる時間が半減すると言っても過言ではありません。無駄な事をしないというのは、勉強に限らず仕事をする上でも重要なことです。また、これらの分析を行うことで、知らず知らずのうちに周辺の情報も身に付いていきます。そういった情報が案外小論文やGD、面接等で役に立つこともあります。

学士編入試験について-09

2008年12月02日 23:11

1.3.2.情報収集・分析における参考サイト
一般受験(再受験)と学士編入で参考にさせてもらったサイトを雑記します。
※情報の真偽は各自判断ください。


①一般受験(再受験)
基本的な情報は下記のリンクに限らずどこででも入手可能です。

・情報系サイト
http://www.saijuken.com/
http://www.yozemi.ac.jp/nyushi/igakubu/index.html
http://www.igakubu.com/
http://homepage3.nifty.com/bom-money/2_isya/index.html
http://www.igakubu.org/

・個人Blog
かつて再受験された方の個人Blogです。読んでいるとやる気が出ます。
http://www.k3.dion.ne.jp/~m2658/saijuken/
http://resuscitation.blog61.fc2.com/



②学士編入
まさに玉石混合です。が、真贋を見極められれば有用です。なんだかんだで2ちゃんが役に立ちました。

・2ch医学部学士編入スレまとめサイト
http://www29.atwiki.jp/iggakubugakusi/

・医学部学士入学受験メーリングリスト
昔は活発だったようですが今はほぼ廃墟状態です。しかし過去の情報が豊富で参考になります。
http://groups.yahoo.co.jp/group/medschool/

・mixiコミュニティ
「医学部」「再受験」等で検索すればいくつか出てきます。正直なところあまり参考にはなりませんが、学士編入はただでさえ情報が少ないので、とりあえず入ってみるのも良いと思います。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=354251 他

・かつて学士編入受験された方の個人Blog
見ていると勉強方法など非常に参考になります。
http://igakushi.blog27.fc2.com/
http://zinnseibeturitaru.blog49.fc2.com/
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Library/4662/
http://www.geocities.jp/livesbeautiful/index.html
http://www012.upp.so-net.ne.jp/days-of-a-cat/medicine.htm
http://blog.livedoor.jp/medi/
http://ishimichi.net/index.html
http://www.gakushi-med.com/
http://happypapillon.seesaa.net/

(すみません勝手に紹介させて頂きました。問題ありましたら削除いたします)

学士編入試験について-10

2008年12月02日 23:11

§2.試験対策について
2.1.試験対策について(総論)

 また過去問は各大学の傾向を判断する最も重要なデータとなりますので、可能な限り多くを集めるべきです。私の場合全問題が入手できたのは2年分だけでしたが、各科目の試験範囲を抑えられる程度にはより過去の問題を調べました。


2.2.予備校について
 私は一般受験、学士編入共に予備校を利用しませんでした。メリット・デメリット両方がありますので、周囲の意見に惑わされず、各々の状況に応じて判断することが肝要です。ただし、学士編入の場合受験に関する情報が少ないため、手っ取り早く情報を金で買う(予備校を利用する)という選択もあります。


2.2.1.一般受験の予備校
 私の場合、下記2点の理由で予備校には通わず、志望大学直前対策や医学部英語特集のような単科・セミナーのみ必要最低限利用しました。
 1つ目は、受験勉強開始時の学力が科目によってばらつきがあり、予備校で医学部コース的なものを受けるのは非効率と考えたためです。私はもともと理工系の学部でしたので化学・物理は比較的得意でした。一方生物は現役は履修しておらず、大学で細胞生物学等を学んだため、内容によって知っている/知らないの差が大きいです。文系科目は古文・漢文がほぼゼロの状態、現代文と現代社会は得意と、予備校に通っても無駄な時間の方が間違いなく多くなり、家で苦手な分野を重点的に勉強した方が効率的と判断しました。
 2つ目は、受験を決意した時点で地元に戻ったため、そもそも予備校の選択肢があまりないという事情がありました。東京に残っていたら通っていたかもしれませんが。代ゼミの医学部タワー行ってみたかったです笑


2.2.2.学士編入の予備校
 要するにKALSのことです。私は説明会と体験授業を受けてみて合わないと判断しました。個人的な意見ですが、希望大学突破を目指すのではなく、どこでもいいのでとにかく合格することを目標にしているという印象を受けました。実際説明会でもそういった趣旨の話をされました。もちろん医学部に入ることが最大の目的ですから、こういった方針でも構わないのですが、逆に言うと個別の大学の対策は(過去問等の)情報提供のレベルに留まっているということです。しかし、これまで何度も述べているように、試験情報の入手こそが難しいわけですから、それを目当てに予備校を利用するというのも決して悪い選択肢ではないと思います。特に時間が少ない社会人の方なら尚更です。
 ただし、家では勉強する気が起きないから予備校に行くという考えの方はやめた方が良いと思います。辛辣な言い方ですが、医学部に入ってからの方が勉強量は確実に多いのですから、自分の意志で勉強ができないのであれば、どちらにせよ国試突破は不可能だと思います。KALSに見学に行った時に、校舎内に住み込んでいるような受験生(らしき人)がいましたが、人生の無駄です。

学士編入試験について-11

2008年12月02日 23:11

2.3.筆記試験対策について
 この項は、私が合格した大学(北日本大学とでもしておきましょう笑)に特化した情報となっております。なお、使用した参考書・問題集は数多くありますが、ずらずらと羅列しても意味がないので一部のお勧めの本だけを紹介します。


2.3.1.総論
 過去問と比較すると、近年易化傾向があるようです。編入年次が3年から2年に変更になったためと考えられ、今後もその傾向が維持されるのではないかと思います。ただし筆記試験の倍率が5-7倍程度(max100人→通過15人)のため、合格ラインは高そうです。


2.3.2.数学
①傾向
 近年の傾向では、試験範囲は大学受験+大学1年の微積、線形代数といったところ。過去には数論やラプラス変換も出題された模様。統計は知る限りでは出題されていません。問題レベルは平易で、問題集の例題レベルです。2008年度時点では数学・物理セットで90分の試験ですが、物理の問題数が多く時間がかかるので、30分程度で終わらせる予定でした。(実際には行列でひっかかって40分以上かかりましたが・・・)
 2008年度は、行列のn乗、積分(高校基礎レベル)、複素数の極形式の定義の問題が出題されました。

②おすすめ本
・微積分基礎の極意 東京出版
一般入試用に購入したものですが、微分積分の計算量を上げるのに使えました。微積は問題に数多く当たらないと解き方(変数変換とか)が出てこなかったり、解き方は分かっても計算を間違えたりすることがよくありますので、こういった問題集で慣れておくことが重要だと思います。


2.3.3.化学
①傾向
 試験範囲は大学受験レベルに加え、量子化学、反応速度論といったところ。熱は物理として出題されます。問題は平易で、大問も誘導付きのようなものなので、1問目を落として全滅ということはありません。基本的に大学受験対策で足ります。
 2008年度は小問集合(ほぼ高校レベル)、反応速度論(Arrhenius式、Michaelis-Menten速度式)が出題されました。

②おすすめ本
・化学Ⅰ・Ⅱの新研究 三省堂
結構有名なので知っている方が多いと思います。一般受験の本ですが、量子化学や反応速度論など大学レベルの内容まで踏み込んでいますので、編入対策としても適当です。よく通読は難しいとか辞書だとか言われるくらいのボリュームですが、内容を丁寧に書いているが故の厚さですので実際にはそれほどでもありません。これを教科書代わりにはしない方が良いとは思いますが。

学士編入試験について-12

2008年12月02日 23:11

2.3.4.物理
①傾向
 ここ数年、小問集合と問題選択型の大問の2部構成になっています。小問は大学受験レベル(満遍なく出題)に加えて、力学、電磁気、流体など一部大学1年のレベルの問題が出題されます。微積分も使用します。大問はここ数年力学か熱の選択問題です。大学の定期試験レベルでしょうか。物理は問題自体は難しくありませんが数が多く、全体的に時間が足りません。私は電磁気の問題で微積の計算を間違えてパニックになりました。
 2008年度は小問集合に加え、(力学)角運動量、(熱)エントロピーが出題されました。

②おすすめ本
・アトキンス物理化学 東京化学同人
熱力学対策用の教科書ですが、記述は細かく分かりやすい素晴らしい本です。前の大学の時も愛用していました。エッセンシャル版として物理化学要論がありますが、そちらでも十分です。

・大学1・2年生のためのすぐわかる物理 東京図書
・大学1・2年生のためのすぐわかる演習物理 東京図書
はっきりいって説明部分は簡潔すぎてわかりにくいです。しかし、学士の試験で頻出の問題が数多く載っていますので、純粋な問題集として使う分には良いと思います。

・スバラシク実力がつく力学キャンパス・ゼミ マセマ
・単位が取れる電磁気学ノート 講談社
いわゆる入門書です。バカにせず読んでみると意外ときちんと書いてあることがわかります。私は力学と電磁気がすっからかんだったので、最初にこの手の本でイメージを掴みました。


2.3.5.生物
①傾向
 今までは発生・生理を中心にやや大学受験を超えるレベルの問題が出題されていたのですが、2008年度は異常に簡単になりました(DNA構成要素の4塩基の名称とか)。私は10分で終了しました。この傾向が続くのであれば特別な対策は不要でしょう。
 2008年度は細胞生物学と生理学のごく基礎が出題されました。本当に基礎です。

②おすすめ本
・お医者さんになろう医学部への生物 駿台
一般受験用のハイレベルの問題集です。私はもともと生物履修ではなかったので、この本は直接解くことはせず解答を読んで勉強しました。あとは田部の生物くらいですね。

・essential細胞生物学
学士受験者なら誰でも知ってるだろうessential。まぁ基本ということで。


2.3.6.英語
①傾向
 医学英語を含む長文読解+英作文です。問題の傾向はこの大学の一般入試と似ていますが、レベルはより高いです。文法や単語問題は一切なく、典型的な長文読解です。私は英語が苦手なため非常に苦労しましたが、意外と周囲も手こずっていたようです。
 2008年度は長文読解2問と英作文3問が出題されました。英作文は日本語80字以上の長文でした。

②おすすめ本
 私は英語のレベルが低いのでとてもお勧めできるようなものはありません。Nature読んだりして勉強している人もいるようです。。。

学士編入試験について-13

2008年12月02日 23:11

2.3.6.【参考】小論文

 小論文については一般受験用に準備していたのですが、実際には小論文試験を受けることなく受験勉強を終えたため、自分の勉強方法や小論文の書き方が正しいかどうか判断することができません。しかし小論文の勉強を進める過程で、再受験生や編入試験受験生が求められるレベルについて1つの疑問が生じたため、問題提起の意味も込めて記載します。
 なお、ここでの小論文とは「医療訴訟問題をどう改善していくべきか800文字で述べよ」といった、与えられたテーマに対して自身の意見を述べるタイプのものを指しています。


①一般的考察
 一般に、医学部の小論文試験では概ね下記のような能力や特性が求められていると考えられます。
・医療関連の事象に対する知識および理解
・医師になることに対する熱意
・医療従事者が持ち合わせるべき倫理感
・これらを論理的に表現できる語彙力・表現力

 これらは、一般受験の小論文対策用の参考書を基に洗い出したものです。学士編入試験の小論文対策本はありませんが、おそらく学士編入でも同等なものが求められると考える方が多いのではないでしょうか。実際、学士に合格した方々のBlogを拝見していても、こういった一般的なアドバイスをされている方が多いようです。すなわち対策としては、一般受験用の参考書、予備校の講義・添削、医療トピックの収集と持論の構築、といったものが大半でしょう。他の科目のように確立された勉強方法は無いというのが実情だと思います。


②仮説
 しかし①で述べたようなスキルは、高校生ならともかく、大学生や社会人であれば当然持ち合わせるべきものです。少なくとも、これらを持っているように武装しなければいけないでしょう。そのため、①のスキルは小論文試験における前提条件であり、再受験生や学士編入に対しては、より高度な能力を求めているのではないかと考えました。

 なぜなら、小論文と言えども「論」文であり、そして物事を論じる際には型があるからです。しかし、大学受験の小論文対策では、一貫性の維持や文の論理構造、適切な表現といった点に注力されていることが多く、それらの型について述べられることはありません。また、どちらかと言えば論文の書き方そのものよりも、医療関連のトピックを知り、各トピックにおける主な論調や対立軸を理解することを重要視しているようです。ここで述べている型とは、物事を論じる際に必要な要素および、要素を提示する流れのセットです。具体的には、例えば「30年後の医療について」といったテーマでは、論理的に自身の論を提示し、かつ持論の妥当性を証明する必要があるわけですから、下記のような型が有効となります。
 
  1.テーマに対する自分の結論
  2.結論に対して想定される反論
  3.反論に対する再反論(結論が有効であることの証明)
  4.結論に関する具体的アクション

要するにディベートのルールと同じです。また、「医療訴訟問題をどう改善していくべきか」のような問題分析型のテーマの場合は、まず現状の問題点を明確にする必要があるわけですから、次のようになるでしょう。

  1.テーマに対する自分の結論
  2.テーマにおける問題点の洗い出し
  3.その問題点の根本原因の明示
  4.解決策の提案(=自分の結論)
  5.結論に関する具体的アクション

このような論理構成は社会人や研究をされている方なら誰でも叩き込まれることだと思います。しかし小論文対策では重視されていない。では十分な能力を持っているだろう再受験生や学士編入受験生は、わざわざ大学受験のレベルに合わせて記述(対策)しなければいけないのか。それは違うのではないかと、そう思うのです。


③妥当性
 しかし一般入試の場合、受験者の年齢や経歴に応じて評価基準を変えているは考えにくいことです。元々小論文は客観的な評価基準を設定しにくいため、その上にさらに別の評価基準を重ねることは受験の公平性を崩しかねないからです。

 実際、一般受験の再受験生は小論文や面接で低得点を付けられる傾向があるようです。もちろん年齢を負っていること自体で減点されている可能性も高いですが、実際には年齢相応のパフォーマンスを示せていないことも原因の一つではないでしょうか。少なくとも学士編入では、一般受験での合格者とは異なる資質を求められていることは確実です。そして一般受験の再受験生でも、ポテンシャル採用ではきかない年齢の場合、同様の資質を求められている可能性があると考えられます。
 私がこの仮説を立てたのは、大学受験の小論文模試の採点結果がきっかけです。今年度、一般受験対策として小論文模試を受験したのですが、結果をを見ると、文の構成は良かったのですが、誤字脱字や文の表現(断定・推測や言葉の遣いまわしなど)で大きく減点されていました。つまり、少なくとも予備校という受験のプロの判断では、上記の仮説は重要視していないことになります。しかし、普通予備校の主顧客は高校生か、せいぜい1浪、2浪程度の人々であり、私のような高年齢の再受験生をターゲットとはしていないでしょう。そもそもいい年をして大学受験をしていること自体がイレギュラーなわけですから。このようなレアケースの人間に対してどのような評価をしているのかは依然不明確です。
 ご意見お願いします。


④使用した対策本
 あくまで参考ですが、小論文対策に使用した本を列挙します。

・お医者さんになろう 医学部への小論文 駿台
小論文対策そのものとしてはあまり良い本ではないですが、「医学部」の「小論文」は何を求めているかについて述べられており、この点については非常に参考になりました。その他の本はテーマを別のものに変えるとそのまま文系の小論文対策に使いまわせそうな内容が多く、あくまで医学部の小論文について書かれているのは他にはあまりありません。

・医系小論文 テーマ別課題文集 駿台
医学部の小論文試験でよく問われるテーマとその解釈についてまとめられています。小論文の書き方とと言うより論点の整理用です。

・医学部入試小論文集中講義 エール出版社
・医学部の小論文 河合塾
頻出のトピックの整理および、例題・模範回答が載せられています。大学受験の小論文はどのような解答の仕方が模範になるかを知るために購入しました。

学士編入試験について-14

2008年12月02日 23:11

2.4.グループディスカッション(GD)対策について

 よくWeb上でも言われていますが、いまいち何を見られているかがわかりません。一言しか発言しなくても合格している人もいるようですし、独走した人でも違う方向に走って行った人でも一人で踊りまくった人でも、合格者したり不合格したりしているようです。ですので、下記は私の主観です。


2.4.1.GDに求められているもの
 まず、GDを行うに当たり必要なスキルが何か考えてみます。①一般的なコミュニケーション力は当然として、それ以外に必要なものは②テーマに対する知識、③知識を自身の考えにまとめる読解力、④周囲と自身の意見をmixしてゴールへと運ぶ論理思考力、⑤グループ全体を一体化させる調整力、⑥場を自身の目的に誘導するネゴ力、といったところでしょうか。仕事の場合最も重要なのは⑥ですが。
 ではなぜ入学試験でGDを行うか、ですが、他の試験では判断できない能力をチェックしていると考えるのが妥当です。面接や筆記試験は全ての大学で課しているのですから、これらで判断できる能力はそこで確認すれば良いからです。したがって①②③は除外。次に医療現場での会議やミーティングを想像すると、おそらくメンバーは医師、看護師またはコメディカルスタッフが新人からベテランまで参加するはずです。これらメンバーは役割分担も指揮系統も明確であるはずですので、⑥は除外となるでしょうか。そして、医療機関内で医師がグループのリーダー的立場を担うことを考えると、残りの④論理思考力および⑤調整力が医学部入試のGDでは必要と想定されます。


2.4.2.入試におけるGDの重要度(配点)
 Webでの情報、周囲の意見、自身の経験を総合すると、GDはあまり重要ではないように見受けられます。上で述べたように、一言しか発言していない人、周囲の雰囲気を読まない人でも合格している場合があるようですので、配点そのものはあまり高くないと考えられます。しかし、時給が高い教授(またはそれに準ずる教員)を複数人拘束して行う試験ですので、10点満点とか30点満点とかの単なる試験科目の1つではなく、絞り込みの要素を持たせている可能性が高いと推察されます。
 以上から、私の意見では、○点満点などの配点を設定した上で、0点の学生を即不合格にする、または筆記試験が悪くても極めて高評価の学生を救いあげる大学が多いのではないかと考えます。私の印象では、ディスカッション中印象があまり良くなくても受かっている人は多々いますが、印象が極めて良い人はまず間違いなく次の選考に進んでいます。

学士編入試験について-15

2008年12月02日 23:11

2.4.3.対策

 雑記になりますが、私がGDにおいて留意していた点について、参考までに記載します。
 まず上記④⑤について、常に「テーマ」「今の状態」「ゴール」を意識するようにします。議論が白熱すると意外と忘れやすいのがテーマで、どんどん話が逸れていくことがよくあります。青年の主張ではないのですから、何を話しているのかを常に意識するべきです。周囲を見ていると、かなり多くの人がこれを見過ごしています。もし自分以外が全員逸れていったら、議論を中断させてでも元に戻すべきです。だって時間の無駄ですから。現場でそれをやったら即アウトです。これに気をつけるだけでもかなり好印象ではないでしょうか。
 次に、今どのような話の展開になっていて、それに対し自分の意見はどこにあるかを見落とさないようにします。まぁこれはディスカッションする上で当たり前のことですが、自分の意見を言わなきゃ言わなきゃと焦っていると、話の流れをぶっちぎって意見を突っ込んでしまったり、さっきと正反対のことを言ったり、既に死んでいる案を再登場させてしまうことになります。現場でこれをやると先輩や上司に寝てただろと言われること請け合いです。
 最後にゴールの意識です。GDは普通時間制限があります。そして議論する以上結果を出さなければ議論をする意味がありません。終了5分前になったら少なくともまとめる努力はするべきです。
 以上がGDの基本線です。それ以外に、他の参加者の名前を覚えること、話すときは人の目を見ること、長く話しすぎないこと、誰が何を話しているかメモを取ること、人の意見に反対する時は対案を出すこと、などに気を付けていました。全て当たり前のことです。
 
 GDの場合、当日までテーマが分からないこともあり、即効性のある対策は無さそうです。予備校や有志のグループでGDの練習会を催すことがありますが、漠然と参加してもあまり意味はないと思います。やるとしたら、自分の発言や場の流れの経緯を細かくメモって、あとから自分の発言の妥当性について振り返るくらいのことはするべきだと思います。

学士編入試験について-16

2008年12月02日 23:11

2.5.面接・志望動機書について
 一般入試でも編入試験でもほとんどの大学が課している面接試験。年齢差別とか性差別とか裏口入学の隠れ蓑だとか言われたりもしますが、仮にあってもごく一部だと思います。GDとか小論文などと比べても対策の立てやすい試験科目ですので、Web上の変な情報に惑わされず、準備は綿密にあくまでも素直に行きましょう。
 なお、面接と志望動機書は問われていることが重複しますので、合わせて述べます。


2.5.1.自己分析
 面接の準備や志望動機書の作成を行う際にまず必要なのは、兎にも角にも自己分析です。就職活動の経験のある方はイメージが沸きやすいと思いますが、基本的には同じです。話を聞いてもらう相手と行きたい場所が会社ではなく大学であり医学部の先生であるだけです。
 自己分析を行う上で重要なことは、自身の経験したことや考えていることなどを全て書き出すことです。志望動機などはそこまでしなくても書けるかもしれませんが、その動機の背後には裏付けとなる経験や思いがあるはずです。そういったものを予め明確にしておくことで、面接時に答えに詰まってしまう状況を防ぐことができます。1冊専用のノートを準備するのが良いでしょう。その上で、書いたこと全てに対して、医師/医学部入学を目指すことと関連があるかどうかをチェックしていきます。一見関連がないようでも、あとから繋がっていることに気づく場合もあります。とにかく書きだすことが重要です。
 

①軸
 就職活動や各種試験対策でよく言われていることですが、自己分析の内容を整理する際に有効なのは、内容を過去・現在・未来に分けて纏め、それらに一本の軸を通すやり方です。
 軸とはもちろん「医学部に入学すること/医師になること」です。全てはここに繋がります。これがしっかりしていないと、例えば面接で自己紹介を求められた時に「趣味はサッカーです」などと言ってしまうのです。いや、言ってもいいんですが、それが医学部に入学したいことに紐付けられなければ医学部の教授に言う意味がありません。


②過去
 ポイントは2つです。1つ目は、なぜ医師を志そうと思ったのか、その動機です。入試に限らず、何かをしたいと考えたときは必ずその背景と理由があるはずです。それを上で書きだした結果から見つけ出します。このとき重要なことは、理由が陳腐なものでも必ず理由の深掘りを行い、かつ自分自身に特化させることです。前者は、例えば「知人が病気で亡くなり、自ら助けられる仕事に就きたいと考えた」が表面的な理由だとしたら、なぜ「自ら助けられる仕事」に就きたいのかを明確にすることです。これから自分が医師になっても亡くなった友人を生き返らせられるわけではないです。その理由が「周囲でそのような悲劇をできるだけ無くしたい」なら、なぜ自分の友人じゃないのに助けたいと思うのか、また、なぜそれで医師になりたいのか(医師でなくてもその思いを満たせる仕事はある)、と幾らでも深掘りできます。さらに、その理由を自分に特化させる必要があります。医師になりたい人はたくさんいます。なぜあなたがなる必要があるのでしょうか?既に社会人となっており医師以外のキャリアを積んでいる人なら尚更です。
 2つ目は、医学部に入学するにあたり、貢献できるだろう過去の実績および自身のスキルです。現在の制度ではほぼ医学部合格=医師になる、であり、他の学部よりも明確に仕事に直結しています。また学士編入試験の趣旨を考えると、自分が大学や医療界に対しどのような点で貢献できるかを明確にする必要があります。要するに、大学側にとってあなたを採る理由は何か、ということです。これは一般受験の再受験生でも同じでしょう。ポテンシャルを望める現役生と違い既にだいぶ年食っているわけですから、その分あなたを採る正当な理由を大学側に見つけさせてあげる必要があります。ただし、特に実績を提示する場合、単純に論文とか特許とかなどと言っているわけではありません。いくらたくさん論文を出していても、分野が違うのであれば何の意味も持ちません。しかも大学の教授ならいくらでも論文を出しているわけですから、量で(質でも)勝てません。その実績の持つ意味を明確にする必要があります。逆に、そこが明確になっているのであれば、履歴書に書いておけば面接のネタになってきますが。


③現在
 ここでのポイントは、なぜ今医学部に入学するという選択肢を取るのか、そして取る必要があるのかということです。医者でなくても自己実現できるのであれば、あえて苦難の道を選択する必要がないわけです。医者でなくてはダメな理由は何でしょうか。例えば、理学療法士などのコメディカルや、心療カウンセラー、研究者などでその思いが成就できてしまってはいけません。そして、なぜ「今」目指すのか。大学受験の時に落ちたから、などと野暮なことを言ってはいけません。もしそうだとしても、そこから今までに熟成された想いと積み重ねた経験があるはずです。それが今弾けたんですよね?
 また、なぜその大学に入りたいかを具体的にしておくことは言うまでもありません。実際には受かればどこでもいい、というより選り好みできないというのが実情でしょう。しかし、仮に合格すればその大学で数年間過ごすわけですから、自分自身が後悔しないためにも明確にすべきでしょう。


④未来
 当然、将来のビジョンを描くことは重要です。現段階で年を取っているなら尚更です。予定通りいかないことも多々あるでしょうが、10年くらいのスパンで自分がどうなっているか、どうしたいかをイメージしておくべきです。
 なお私はそんな偉そうなことを言いながら本番の面接で聞かれてうまく答えられず沈没しました(汗

学士編入試験について-17

2008年12月02日 23:11

⑤その他
 その他、私が自己分析で洗い出した事柄について箇条書きします。

・これまでの経験と医学との関連性
 大学によっても異なりますが、学士編入の趣旨や周囲の合格者の経歴から鑑みると、過去の経験やスキルが医学に直結していなくても問題ないようです。また、他の学士編入合格された方々の経歴を見ていると、社会人経験の有無そのものは関係なさそうです。(むしろ大学卒業見込みや卒業直後の方が多い印象です)。むしろ看護師や薬剤師出身の場合、面接が厳しくなったという人もいたようです。
 ただし上でも書いた様に、自分の価値を高めるために、これまでの経験やスキルがいかに大学や医学に対して貢献できるかについてはまとめておく必要があります。
 私の場合、前職はコンピューター関連でしたので、電子カルテやレセプトのレセプトのオンライン請求などと絡めました。その際、受験した大学を含む医療界ののシステム構築実績や現状、および医療関連のシステム化に関する問題点や要望、そして医療従事者がコンピューターシステムに何を求めているか、等は予めまとめておきました。そして、これらのスキルを持った人間がコンピューターメーカーではなく、お客側(この場合では病院や大学)にいることのメリットについて主張しました。

・最近の医療トピックと自身との関連性
 医療訴訟や医師不足など、医療界に関連する問題や最近のトピックについて情報を収集し、それらに対する自分の意見をまとめておくことは必須です。面接に限らずGDや小論文対策としても当たり前のことですが、意外とできている人が少ない気がします。私もインターネットや本でざっと調べた程度なので人のことは言えないのですが、最近のニュースですらあまり把握していない人が周囲にちらほらいました。ただ知っているだけでなく、それらの問題やニュースについて、それらの事象の根底にある原因や社会や自身への影響はなにか、といった目で見て考えることが必要でしょう。

・参考にした本
 とりあえず医療白書(日本医療企画編)はガチです。毎年夏~秋ごろに最新版が出ます。2008年度版は県別の医療データが載っていて非常に参考になったのですが、2009年度版はちょっと中身が薄くなってしまいました。しかしそれでも参考にするには非常に良い本です。
 それ以外には、医療の限界(小松秀樹著)など医療テーマを扱った本は片っぱしから読んでいます。医療関連のテーマは立場によって意見が大きく異なることも多々ありますし(医療訴訟など)、この本、と決めずに様々な本を読んだ方が良いです。

学士編入試験について-18

2008年12月02日 23:11

2.5.2.面接で求められているもの

 現役やそれに近い年齢の方であれば、「医師にふさわしくない」人がいないかチェックする程度、要するに人間性の確認程度ではないかと思います。しかし学士編入や高年齢の再受験の場合は、より積極的に振り落とすつもりで見られていると考えるのが妥当です。具体的な内容は2.5.1.で述べた通りですが、基本的には就職活動などで求められるものとあまり変わらないと思います。転職活動、の方が近いかもしれません。少なくとも他学部の教授よりはずっと「現場」というものを知っているわけですから。
 なお、医学部の面接は就職活動の面接とは違う、あまり主張せず謙虚にしろ、などの意見を見ることがありますが、それは正しくないと思います。社会人の方なら理解してもらえると思いますが、同じことを報告する場合でもチームリーダー、課長、部長、役員、話す相手に応じて説明時間も説明の要点も話し方も変わってきます。要するに相手が聞きたいことを話すわけです。言葉のキャッチボールはできているでしょうか?

 あと最低限のマナーとして、受験する大学の強い分野や力を入れていること、トピックなどは調べておくべきです。本命の大学でない場合はどうしても疎かになってしまいがちですが、面接で大学とかその地方に関連する質問をされることもあるようですし、自分が行く可能性のある大学/場所のことくらいは理解しておいた方が良いでしょう。
 例えば私は、去年判決のあった福島県立大野病院の裁判で検察側証人となったのが受験した大学の教授であることまでは確認し、もし教授が面接官となって医療訴訟に関する質問をされたときにどう回答するか、程度は予め考えておきました。



2.5.3.面接対策本
一般入試用ですが、想定される質問の把握のため参考にしました。再受験の場合、返答の仕方は自ずと現役生とは異なってくるはずですので、回答例は殆ど見ていません。

・医学部入試面接集中講義 エール出版社
・医学部の面接 教学社
・医学部面接ノート 代ゼミ



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