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比べてみれば教科書(解剖学-アトラス)

2009年12月28日 20:43

2) アトラス
 アトラスは教科書以上に一長一短があります。うちの大学ではネッターが一番人気でしたが、わざと実習班のメンバーとは別のアトラスを買うのも良いと思います。どっちみち実習室に持ち込んだアトラスは実習後家に置いておきたくなくなるので…。なお、アトラスは古本でもあんまり値段が変わらないので、新品を買うか先輩からもらうのがベストです。


プロメテウス解剖学アトラス(1~3巻) 初版 12600円(1巻)、11550円(2、3巻) ★★★★★
 解剖学のアトラスにおける最高の本です(そして値段も最高…)。1巻の体幹と上下肢の筋・骨と脈管・神経構造についてはこの本以上に分かりやすく書かれている本はありません。2巻の頭蓋に関しても同様です(特に脳神経が素晴らしい)。まず絵そのものが非常に綺麗です。ネッターやグラントのような手書き粘着系とも、グレイや「あたらしい~」のようなバリバリCG系とも異なり、CGと手書きの良いところを合わせた感じで、見ているだけでも楽しいです。特に上下肢だと筋を一枚ずつはがしていって骨に至る図がずらっと並んでいるのが秀逸で、1巻だけでも買って損はないです。(とか言いながら、試験では私はこのあたりの出来が悪かったのですが…)。頭蓋も分かりにくい構造が多いですが、非常に詳しく書かれています。アトラスと言いながら説明文も豊富で、頭蓋の孔を通る神経・血管や、筋の神経支配など知りたいことがうまく纏められているのも良いです。あと変異が豊富に描かれているのが(subclavian a.の分枝とか)、何気に実習では重宝します。3巻の内臓系も自律神経など非常に分かりやすいですが、ちょっとコストパフォーマンスが悪いかもしれません。
 問題は値段の高さで、アトラスだけで35000円以上出せるかどうかがポイントです笑。しかも図があまりに綺麗過ぎて実際の構造とかけ離れていたりするのが難点です(特に腰仙骨神経叢のあたりや顎の周辺など)。あと、意外と細かい部位が記載されていなかったりするのが目に付きます(ネッターの方が網羅率が高い印象です)。そういう意味では意外と実習向けではなく、どこまで解剖学を極めたいかにも依りますが、全体的なコストパフォーマンスはネッターなどに譲るかな。しかし単純な出来の良さだけを比べれば間違いなくNo.1です。

(2010/11/5追記)
ちょっと前の話になりますが、プロメテウス解剖学コアアトラスが出ましたね。プロメテウスシリーズ3冊を抜粋して1冊の本にしたという感じで、ちょっと絵が小さいかなという印象はありますが、このクオリティを10000円で網羅できるのは素晴らしいです。
(2011/3/20追記)
第1巻は第2版が出ました!かなり内容が変わった(増えた)ようです。コンパクト版(フラッシュカード)も出ましたー。


ネッター解剖学アトラス 第4版 10500円 ★★★★☆
 みんなに大人気のネッター。うちの大学でも所有率No.1でした。上でも書きましたが、コストパフォーマンスとしては一番良いアトラスだと思います。ネッターさんが実際に描いた絵をベースになっているので、図のトーンはべったりと言うかねっちょりと言うかある意味実物に近い描かれ方で、実習時にお手元にあればあまり困ることはありません。プロメテウスのようなクリアカットな分かり易さではないですが、細かい部位もほとんど網羅されており、まあ定番の一冊という感じです。強いて言えばイラストの数があまり多くないことと、図の中に描かれてはいるが名称が書かれていない組織が結構あることが難点です。後者が完璧なら★5つなのですが。値段も(アトラスとしては)割安。なおコンパクト版もあるようですが、見たことがないので
分かりません。

(2012.3.1追記)第5版が出ました!ネッターさんじゃない書き手が増えたせいか、何となく雰囲気が変わり、グラントのタッチに近づいてきた印象があります。この版からはネットで図や動画が見れるStudent Consulにアクセスできるようになったとのことで、コストパフォーマンスが上がっています。


解剖学カラーアトラス 第6版 12600円 ★★★☆☆~★★★★★(使い方に依ります)
 これも定番の実写版アトラスです。実写なので網羅性が低かったり見づらかったりして、これ単体で解剖実習を乗り切るのは辛いですが、対スポッター試験用の切り札になります。実習中にも毛様体神経節とか表情筋とか実物見ても何が何だか分からない構造の確認には役立ちました。実習班で1冊あると便利。ただし、この本に載っている解剖は異常に上手いので、これと同じように解剖できると思うのは間違いのもとです。どうやったらこんなうまく解剖できるのか全く分かりません笑。
 ちなみにこの本は古い版でも全く困らないので、安い旧版を安く手に入れるのも手です。

(2012.3.1追記)第7版、2012年3月発売予定です。


グラント解剖学図譜 第5版 15750円 ★★☆☆☆
 好きな人はネッターよりも良いと言っていますが、個人的にはそれほどの魅力を感じませんでした。ネッター同様説明文は殆ど無くひたすら図が載っていますが、全体的にやや図が小さい印象です。値段差を考えるとグラントよりもネッターの方がお勧めできます。ただ、写真とか画像はネッターよりこちらの方が豊富です。


あたらしい人体解剖学アトラス 初版 7350円 ★★★☆☆
 この本のメリットは何と言っても安いという事です。といっても安かろう悪かろうではなく、意外と結構詳しく載っています。図はCGベースでプロメテウスとグレイの中間といった感じです。イメージとしては生理学における生理学テキストみたいな位置付けでしょうか?個人的には細かく分厚く~ってのが好みですのであまり選択肢には挙がりませんが、モノ自体は悪くないと思います。周囲にも何人か持っている人がいました。


グレイ解剖学アトラス 初版 9450円 評価なし
 私は教科書の方を持っているため評価なしとしましたが、周りにもぽつぽつと持っている人がいました。グレイの教科書の図がそのままアトラスになっており、個人的にはアトラスにしては図を簡略化しすぎかな…という感じがしますが、分かりやすい図が好みの人には向いているかもしれません。


・その他
 もう売っていませんが、「人体局所解剖図譜」ってのが金原書店から30年以上前に出ていまして、これがなかなか侮れない。ラテン語だけなんですが図は分担解剖学みたいな感じの鉛筆で詳細に書いた感じで、頚部なら浅部から深部まで様々な角度からの俯瞰でしつこく書かれていて、とても良いです。今はとにかくCGを使って綺麗に見やすく、というのが主流になってきていますが、昔の解剖学の本も実際の人体に即して書いた感じが出ていて結構好きです。4冊組なんですが、ヤフオクで5000円くらいで出ていて、一時期買おうかなと思っていた時がありました。いや、まあマニアックなのは否定しませんが。明治とか大正時代の解剖の本とかよくオークションに出ていて、実は結構欲しかったり…。


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比べてみれば教科書(解剖学-教科書)

2009年12月28日 18:29

解剖学も終わったので、久々にレビュー書いてみました。まずは教科書から。


 解剖はとにかく暗記が大変だという印象が強いですが、実際には人体の構造を系統的にきちんと押さえておけばそれほど大変ではありませんでした。それよりも人体という三次元構造を二次元の媒体(教科書やアトラス)で把握するのが難しく、それぞれの組織の位置や前後関係などはやはり実物を見ないと理解しづらいです。特に頭蓋骨の孔まわり(翼口蓋窩とか聴覚器とか)や咽頭、骨盤・会陰、鼡径なんかは教科書だけだとかなり苦労します。とは言っても実物だけだと今度はごちゃごちゃしすぎていて何が何だか分からない状態に陥ってしまい、腸間膜なんて実物と全然違うじゃねーかー!となったりならなかったり。結局のところ実物と教科書(アトラス)を見比べながら1つひとつ確認していくのが重要となります。
 そういう意味ではなるべく詳しく且つ分かりやすい教科書やアトラスをきちんと手元に置いて勉強するのをお勧めします。解剖学の教科書は値崩れすることが少なく、ネットオークションや古書でも定価の8割以上の値段がつくことはザラですが、良い物はきちんと購入するべきだと思います(後で売ろうと思えば高く売れますし…)。私も解剖学の教科書には最もお金をかけています。
 あと全体的な傾向として、解剖学の教科書はどれも一長一短あり完璧なものはありません。自分の性格と大学側の求めるものに合わせて選択し、あとは随時図書館で借りたり友達に見せてもらうのが良いと思います。(私は解剖学好きなので沢山買ってしまいましたが…笑)



1)教科書
グレイ解剖学 初版 10500円 ★★★★☆
 世界でナンバーワンの解剖学の教科書「Gray's Anatomy」のスチューデント版です。解剖学講義やイラスト解剖学といった日本の教科書と違い図や写真が非常に多用されており、文章も外国の教科書らしく簡潔明快で非常に分かりやすいです。ただし洋書のため日本の解剖学書とは一部用語が異なることがあり、随時別の教科書やネット等で確認する必要性があるかもしれません(※)。あと、部位別にまとめられているので、例えば鎖骨下動脈を上肢まで追っていきたい時などはページを飛ばしとばしに見ていく必要があり、やや分かりづらいです。とはいえ、全体的には分かりやすく纏められており、現時点の教科書の中ではベストと言えると思います。

※うちの大学の実習プリントは日本の教科書をベースにしていたらしく、時々分担解剖学以外には載っていない単語が出てきました。まあググれば一発で出てきますが…。ただ、解剖学の用語は意外と統一されていないため、この点についてはどの教科書を選択しても同じかもしれません。

(2012.2.25追記)第2版が出ています。総論の章が増えていますが、ぱっと見た感じそれほど大きな変更は無いようです。


解剖学講義 第2版 11550円 ★★★★☆
 解剖学の教科書といって普通最初に頭に浮かぶのがこの教科書だと思います。和書なので説明が詳しい割には分かりやすく、書き方が無機質なグレイと比べて読み進めやすいです。あと色んな所のレビューでも書かれていますが、ただ解剖の説明がされているだけではなく臨床的な内容も合わせて記述されており、頭に入りやすいようです(私自身はそれ程感じませんでしたが)。あと基本は英語なのですが、巻末に日本語-英語-ラテン語の3ヶ国語対応表があり、うちのように講義がラテン語で行われる大学だとかなり使えます(私は巻末だけコピーして持っています)。ただし図が非常に簡略化されているのが最大の欠点で、上で述べたような複雑な構造の部位だとこの本だけでは分かりづらいです。図さえ良ければNo.1なのですが…。

(2012.2.25追記)3月に第3版が出ます。


イラスト解剖学 第6版 7980円 ★★☆☆☆~★★★★★(使い方に依ります)
 ふざけた絵と分かりやすい説明で非常に有名な教科書ですが、実際あまりに適当な絵で実習に持ち込んでも何の役にも立ちません笑。教科書をこの本しか買わないのは危険で、きちんとした系統的な知識が身に付きにくいように感じられます。
 しかし書き方が非常に上手く、複雑な構造や筋や器官と血管・神経の関連や機能などが分かりやすく纏められており、グレイとかの教科書を読んだ後に(または実習の後に)この本を読むとものすごく理解が進みます。要するにポイントが押さえられている本で、グレイとか解剖学講義が駿台シリーズだとすると、イラスト解剖学はマドンナ古文といった印象です。もしくは前者がチャート式で、後者が1対1対応を中経出版から出してみましたみたいな…笑。まぁそれはともかく、組織や発生、神経についてもかなり厚く述べられている点も良いです。先生方には不人気らしいですが、中身を読まずに見た目の印象で言っているのだと思います。

(2012.2.25追記)第7版が出ています。目立った変更は無いようです。


分担解剖学(1~3巻、続巻) 第11版 9765円(第1巻。ただしオークションで1冊1000円くらい) ★★★☆☆
 非常に詳しく非常に古い、歴史的価値がありそうな教科書です。そしてラテン語です。異常に細かく書かれているので、他の教科書に書かれていないことを調べるときに役に立つかもしれません。私も最後の手段で何度か使っています。他の教科書とは異なり、組織別(筋、脈管、神経、臓器など)にまとめられているため、何かに着目して調べたい時は使いやすいです。しかしたった数ヶ月しかない解剖学の授業としては明らかにオーバースペックで、まあ要するに辞書です。


臨床のための解剖学 初版 14700円 ★★★☆☆(解剖実習用の教科書として)
 実はこの本は私が入学前から目を付けていた本でして、大学の図書館にも入れてもらったりしています。図も解剖学講義などと比べれば詳細で、何よりも単なる解剖学としてだけではなく臨床に関する記述が豊富なことが最大の特徴です。ただ、その分初学者にはとっつきが悪く、私も解剖実習の段階では使用するのを断念しました。多分、臨床に入ってから読むとぐっと力がつくのではないかと思います。実際この本の原書は海外でかなり評価が高いようです。


トートラ解剖学 第2版 10500円 評価なし
 私はぱらぱらめくった程度ですので評価なしとしますが、結構良い教科書という評判です。ぱっと見た限りでは図が詳細で文章が分かりやすく良さそうです。中身は「スネル臨床解剖学」や「臨床のための~」と似た感じがします。

解剖後半戦

2009年11月14日 23:09

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解剖学試験用(スポッター編)

2009年11月02日 03:52

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解剖学6

2009年10月22日 00:23

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解剖の件

2009年10月15日 00:24

今日は午後が解剖だったんですが、どうも進捗が悪く少々焦っています。

確かにやらなければいけないことは多く、かといって適当にやるわけにはいかないのでどうしても時間がかかってしまうんですが、やるべきことをすべて終了させることが大前提であるため、何かを改善していかなければいけなさそうです。組織の実習なんかとは違ってチームプレイなので、工数と進捗の細かな確認から始めてみよう…って完全に仕事状態ですが。



さて本日の内容は・・・ではなく、ここ数日で解剖に関する内容について何人かの方からご指摘を受けているので、これについて。


具体的には、解剖の詳しい内容についてBlogに載せるのは不適切ではないかと言う事です。まあ実際不適当な記載をしてしまった部分はあるので、そういった箇所に関しては訂正させて頂きつつ、私の見解について述べようと思います。

まず記載する内容について、献体された個人を冒瀆したり、個人を特定できるような内容、こういったものに関しては書くのを控えようと考えています。個人Blogですので、笑いを取ると言うか面白く書いている部分はあったのですが、今後解剖実習のエントリに関してはそういった要素は無しで、真面目に書こうと思います(過去のエントリについては後日修正します)。あと、個人を特定できる可能性のある情報(身体的特徴や病態とか)は今までも書いていませんでしたが、そういったものも無しで。

また、実習の内容に関しては、教科書に記載させているような正常構造に関する内容について、表現があまり過剰にならない程度に具体的に書きたいと思っています。現在でも行間+続きを読むという形にしていますが、見たくない方が見てしまうことは現行通り回避します。


そして順番が前後しましたが、私は解剖に関する内容自体をBlogに書くこと自体は不適切だとは考えていません。

遺族の方がこう言ったものを読んだら気分を害するのではないか、という意見もあります。しかし、気分を害する可能性のある内容を避け、解剖に真面目に取り組むのであれば、そのようなことは無いと思います。医学部の学生が真面目に勉強せずに遊んでばかりいるよ、といった内容の方が、よほど気分を害するのではないでしょうか。

私は、医師になるためにどの様な事をしているのか、どの様な事をしなければいけないかは、もっと多くの人が知るべきだというスタンスです(このBlogで広めたいと言う意味ではありません)。生きた人を切り刻むわけにはいかないから、献体してもらっているのです。特に国立大学の医学部は多くの税金を投入して実現しています。国や大学からもっと積極的に情報公開しても良いのではないでしょうか。解剖に批判的なグループがあるのかどうか知りませんが、もしあるとしても一部の批判を過剰に捉える必要も無いと思います。

内容について面白く書くことは確かに適切ではありませんので、上に書いたように訂正していきたいと思いますが、解剖実習の内容そのものをオープンにすることで、社会的に非難の的になるとは全く考えてません。現在でもこういった体験談はWeb上で数多く見られますし、 永井明や南木佳士などの小説などにはもっと赤裸々に述べられていたりします。ある大学では解剖実習の具体的な手順をWebに載せていたりします。現在のこの社会の中で、手に入れようとすれば幾らでも手に入る情報です。内容を好まない方も相当数いるとは思いますが、それがイコール書いてはいけない、ではないと思います。



なお、医学部の学生において解剖実習は、「死体解剖保存法」や「医学及び歯学の教育のための献体に関する法律」、および「死体解剖資格の認定等について(各都道府県知事宛厚生省健康政策局長通知)」などにより、さまざまな制約の上で認められています。これらの法整備や制度、そして取りも直さず献体された方の遺志によって成立しています。それに報いるために必要なのは、解剖実習に真摯に取り組むことであるのは言うまでもありません。


私の見解は以上です。議論は大歓迎ですのでご意見お待ちしております。
しかし、名前…はWebなので不要としても、ご自分の立場を明確にせず、意見の根拠も無く、言いたいことを言うだけの行為は意見とは言えません。最低限、議論と言う意味はご理解下さい。

解剖学4

2009年10月08日 08:52

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解剖学3

2009年10月08日 00:12

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解剖学2

2009年10月04日 19:14

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解剖学1

2009年10月03日 17:00

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骨:追加

2009年08月17日 02:01

骨学用のプリントを追加修正しました。
本当は試験直後に修正し終わっていたんですが、利用価値のある方もいらっしゃるかもしれませんのでアップしてみました。→こちらから

人体の正常構造と機能

2009年08月10日 14:24

5月ごろから買おうかずーっとずーっと迷っていた『人体の正常構造と機能』、ついに買ってしまいました。


買ったのは縮訳版(元々は全10巻の分冊)なので、それに比べればずっと安いんですが、それでも18,000円もする値段がネックでした(学割が効いたので実際にはもう少し安くなった)。

今まで買おうと思ってはあきらめ、大学の図書館に購入希望を出して入れてもらい、借りっぱなしもまずいので必要なページ(200ページくらい)をコピーしたりと、何とか買わずに済ませようとしてたんですね。

んで、2年生の前期が終わるとこの本の範囲も半分くらい終わるので、もう要らないかなーと思っていたんですが、こないだCBTの本をちょっと読んでて、生化学とか組織学とかの基礎医学の範囲からもばしばし出題されているのを見て、これはやっぱり買おう!と決意しました。初めから買っておけばコピー代が無駄にならなかったんですが笑。


この本の何がそんなに気に入っているかというと、2年生くらいで習う内容(生理、組織、解剖、生化)の基礎的な部分が、非常に分かりやすく1冊(当初は全10巻でしたが)にまとまっていることです。特に図とか写真が非常に美しく分かりやすいのが良いです。

特に生理学なんかだと、勉強し始める最初のハードルが結構高いです。知識0の状態で教科書を見てもよく分からないし、授業も大体最初の項目はシナプスとか活動電位とかのあたりで、先生もお年寄りだし数式が大量に出たりしてて理解不能!となったりしがちです。でも『シンプル○○』みたいな本を読んでも、簡潔にまとまっているだけで別に分かりやすいわけじゃないと。そういう基礎的部分の理解を深めてくれます。

あと、生理学とか解剖学とか分かれて学ぶのが普通で、臓器別統合科目みたいなイケてるカリキュラムになっている大学はまだあんまりないと思うんですが、実際には「人の身体」という1つのものについて学んでいるわけであり、相互関連が当然あるわけです。その辺のつながりも、もともと臓器別で分冊になっていたこともあり分かりやすいです。

うちの大学の場合は授業の内容との親和性も高くて、生理学と解剖学の授業にはいつもコピーを持ちこんでました。というか解剖の先生はこの本使っているらしく、授業とか試験の図がこの本のコピーだったり。


ただし沢山の内容を1冊にまとめてある分、各項目の内容はあまり深くないです。
なので、各科目の試験をこれだけで乗り切ることは無理で、結局それぞれの教科書を買う必要はあります。そういう意味ではコストパフォーマンスが悪い。

それが今まで買うのを迷っていた理由の1つでもあるんですが、最低でも4年生のCBTまでは使えるのが分かったし、入学前に、教科書代だけは節約しないようにしようと決めていたので、ついに買ってしまいました。


というわけでこの本の紹介を書いていたらかなり長くなってしまいましたが、いかに私が気に入っているかが分かってもらえると思います笑。まぁ、高いのでとりあえず図書館で笑。

骨学試験

2009年07月20日 00:54

週明けは骨学のテストなんですが、神経の走行がどうにも覚えられません。かといって他のも覚えているわけではないんですが・・・。



自分の暗記用にプリントを作ったので、もしお使いになりたい方がいましたらどうぞ。
図はアトラスから借りているので、もし何か問題になりそうなら消去します。あと下のディスクレーマーを読んでからご使用くださいな。

1.脊柱・胸郭
2.上肢・下肢 その1 その2 その3
3.頭蓋
4.脳神経


・このプリントはうちの大学の試験用に特化しているので、あれが無かったりこれが無かったりすることがあります。
・図はプロメテウス解剖学アトラス(医学書院)を引用したものであり、全ての図の著作権は同社にあります。そういう意味も含め無断改変・転載はご遠慮ください。
・何か間違ってたら教えてください。
・全てのファイルのパスワードは、このBlogのタイトル(スペースを除いた英字8文字、小文字)です。


【更新履歴】
(2009/8/17)
・「1.脊柱・胸郭」および「2.上肢・下肢」の誤記を修正
・「3.頭蓋」に「頭蓋底を通る神経と血管」の項を追加
・「4.脳神経」の章を新規作成
(2010/6/30)
・「2.上肢・下肢」を3分割化
※複数の方からファイルが消えているとのご指摘があり、確認してみたところファイルの容量オーバーのため削除されていたようでした。以前は大丈夫だったので仕様変更があったのかもしれません。ご指摘くださった方ありがとうございました。

2009年07月04日 22:54

骨学です。21日です。テストが。あと23日の疫学と27日の生理学と30日の組織学のテストが終わればついに夏休みです。全部通れば。



記憶がてらこういうのを作っているんですが、何となく挫折の香りが漂ってきました。めんどくさい・・・。

あれだ、医学の勉強はよく電話帳を丸暗記するとか形容されますが、個人的には三国志の武将の名前と初登場した巻とページを劉備から1コマしか出てこないキャラまでもれなく覚えるような感覚です。


↓こういうの
頭蓋骨

脳神経語呂合わせ

2009年06月22日 21:52

今日奥さん娘がいなくて暇なので脳神経の語呂合わせでも考えてみました。

(日本語)
⇒ 騎士道喝采ガガ何故芽吹くぜ

騎(き) 嗅神経
士(し) 視神経
道(どう) 動眼神経
喝(かっ) 滑車神経
采(さ) 三叉神経

ガ(が) 外転神経
ガ(が) 顔面神経
何(な) 内耳神経
故(ぜ) 舌咽神経
芽(め) 迷走神経
吹く(ふく) 副神経
ぜ(ぜ) 舌下神経


(英語)
⇒ おーっとアホバカじーさんばーさん

おー(ooo) oflactory, optic, oculomotor
っと(tt) trochlear, trigeminal
ア(a) abducent
ホ(f) facial
バ(v) vestibulocochlear

じー(g) glossopharyngeal
さん
ばー(vah) vagus, accessory, hypoglossal
さん



おまけ。
手根骨語呂合わせ。

⇒ 父さん月収大小ありあり有効利用

父(とう) 豆状骨
さん(さん) 三角骨
月(げつ) 月状骨
収(しゅう) 舟状骨
大(だい) 大菱形骨
小(しょう) 小菱形骨
あり(あり) 有頭骨
あり
有効(ゆうこう) 有鉤骨
利用

骨学実習

2009年04月28日 07:27

昨日は初めての骨学実習でした。


実習と言っても使うのはもちろん本物の骨でして、実習前後にはきちんと黙祷。初めて人骨に触れてきました。

さてうちの班は女性の骨(仮称トメさん)だったのですが、実習と言っても特に課題もなく、スケッチの必要もなく、実習書を読みながら勝手に進めてくれというスタイルで、最初何をしていいのか分からず。

今回は脊柱と胸郭が範囲だったのでとりあえず背骨を重ねてみたり肋骨をつなげてみたりして、あとは実習書に書いてあることを1つずつ確認してたところで時間がきてしまいました。肋骨を順番に並べるのは難しい…。というかトメさん古すぎて骨欠けまくりだし。班員が先生にお願いして次回からキクさんに代わってもらえるらしいです。

まあそんな感じの自学自習スタイルなので、自分で積極的にやっていかないとかなりだれてしまいそうです。実際出席だけは取るものの、その後席をはずしてても全く問題ないし。実習回数も少ないので頑張ります。



という訳で復習がてら昨日出てきた単語をまとめてみました。これでも少ない部類のようです。ん?ラテン語?いやいや英語。



[骨学実習]の続きを読む

新歓飲み・花見

2009年04月18日 23:35

部活の花見&飲みに行ってきました。

花見で車座になって飲みとか何年ぶりだという感じで楽しかったのですが、時々、主に自分の年齢について我に返り、一般の新入生とか上級生のように心から楽しめないのが難点です。

まあでも入学してから今までの飲みはかなり控えめにしていたんですが、今回は結構飲んだので家に帰ってからいい感じでよく寝れました。でもまだ日本酒とか焼酎とかには手を出してないです。さすがに10歳も年下と飲んでこっちが酔いつぶれるとか恥ずかしいですし。



というわけで飲みではいろんな話ができてよかったです。以下例。

・生化学は去年も1/3くらい落ちたけど(本試験で)、それでも生化学実習の出席とかレポートとかでゲタが履かれているらしく、実習が後期に回った今年度は半分以上落ちてもおかしくないらしい。

・発生学はテスト作成時の先生の機嫌で問題が左右されるらしい。特に先生が夫婦喧嘩してたせいで8割方落とされた年があったらしい。試験で問題が分からなくても時間いっぱい頑張っていればいいことがあるかもしれないらしい。

・今年度は骨学実習と組織学の日程がかぶったから大変だよ頑張ってとのこと。

・でも一番やばいのは去年から先生が変わった生理学とのこと。過去問と同じ問題を出さない上に、もし本試験を落とすと追試は授業で触れてないことも余裕で出すらしい。生理学と名の付く内容ならなんでもありらしい。とにかくみんな生化がやばいとか言ってるけどほんとにやばいのは生理学らしい。ほんとに留年するって。

・要するに今年は大変だから頑張ってとのこと。
※注:医学部は1単位でも落としたら留年です。物理学BとDを両方落としても2年生になれるなんてことはないんですよナカジマさん。

・あのハゲとみんなが苦手なあの先生のあの態度は実はフェイクで、自分でハゲをネタにするくらいとてもいい先生らしい。それより生理学の方がやばいって。

・調子こいて上級生に恋愛の極意など力説してしまった。

・今は注射練習用器具とかあって、ちゃんと血液代わりの色水が入っているいい機械があるらしい。

・ポリクリ中の5年生と産科の話で盛り上がった。人んちの子でもちゃんと生まれてくるともらい泣きするくらい感動するらしい。私も経腟分娩なら立会してみたかったんですが。

・やっぱり部内恋愛とか学部内恋愛とか多いんだって。へーそうなんだーとか言ってたらshoeさん関係ないじゃんと言われた。そりゃごもっともですが。



という訳で来週の火曜にテストがあります。

4日目

2009年04月09日 23:31

あと1日で入学1週間です。

昨日寝るのが結構遅くて朝も娘に起こされたのでかなり眠いです。でもまだ組織学の予習が終わっていないのでまだ寝られない・・・ってパソコンするなって話ですね。


【勉強】
昨日から今日にかけて解剖学と組織学の授業があり、ぐっと医学部らしい内容になってきました。まだどちらもイントロダクションで、ラテン語の発音の仕方とか光学顕微鏡の使い方とか教えてもらってる段階ですが、両方とも今後ハードになっていくだろうと示唆されているので、これからヒーヒー言うかもしれません。

ただ、前回の日記で授業についていけるいけないの話をしましたが、解剖&組織の授業を受けた後でも、やはり何とかなるかなーという気がしています。授業の進みは早いですが、数学とか物理みたいに理解そのものが困難という訳ではないので、予習と復習を欠かさなければ対応できそうです。どっちみちテスト直前にまとまった勉強時間が取れるとは到底思えないので、普段からやっておかないといけないし。

とりあえず直近のテストとしては、こんな感じのようです。
・4月中旬に細胞生物学
・5月GW明けに組織学総論
・6月上旬に生化学
・6月中旬に組織学各論1(of2)


明日は午前中問題解決技法みたいな授業なので楽そうです。というか暇そうです。なつかしのKJ法(Kusunoki Junta法)とかやるらしい。寝そうだ。


【部活/サークル】
あ、部活は1つに絞られそうです笑。


【友人関係】
編入以外の友達ができましたーパチパチパチパチ。
とりあえずみんな敬語使うのをやめてもらおう。

Gray's Anatomy for Students

2009年03月26日 23:42

Gray's Anatomy for Students第2版出たみたいですね。

まだコメントとかblogで買った感想を書かれている人はいないみたいですが、やっぱ今回もいい出来なんだろうなあと。私は英語がさっぱりできないので訳本待ちですが、先月原書が出たばかりなので日本語版が出る頃には解剖学実習が終わっていると、まぁそう言う話です。

というか、今日も図書館でこれ使って勉強していたんですが、やはり分かりやすいので明日にでも買おうかと思っています。大学の目の前に、100%学生&教員相手の本屋があるのですが、学生証とか見せなくてもフリーパスで10%割引してくれるステキな書店でして、無職の今現在かなり助かっています笑。本の種類自体はジュンク堂の方が多いんですが、あっちはもちろん定価販売+駐車代がかかるのであんまり行けない。自転車で行けという意見はおいといて、1万円の本なら1000円も安くなるわけだし、やはりビバ学割?ということで。

解剖学の教科書

2009年03月24日 00:01

そうそう、今日は大学の図書館に行ってました。入ってから苦労するのが目に見えている解剖学の勉強をちょっとでも進めてたんですが、どうも勉強の仕方が分からなくてですね。結局、骨とか筋とか管とかを全部の名称を少なくとも日本語と英語で覚える必要があるんですが、どうやったら頭に入るのか分からないんですよ。名前だけじゃなくて何と接続しているとか、動きを制御している神経はなんだとか、理解を超えた丸暗記の要素が多分にあるわけでして、これまでの大学以降の学習の仕方とはちょっと一線を画すところがあって困っています。

今までの勉強というと、基本は理解ベースで、理解を進めていくと勝手に単語とか用語も覚えているという感じでした。コンピューターにしても金融とか証券にしても、勉強はまず理解!でした。あ、でも金取法(金融商品取引法)みたいな法律は暗記物のようなものだから、それと同じだと思えばいいのかな。いやでも覚える量が違う。

要は、単純な暗記作業って高校以来やっていなかったのです。再受験の勉強の時も英単語とか古語ですらそれだけで暗記してなかったので、やり方がよく分からない。さて困ったと。

最初、自分で人体の絵を描いてそれに単語を書き込むことを考えたんですが、面倒な上に絵が下手くそで骨だか血管だか髪の毛だかよく分からない。これから実習でスケッチもするので絵に慣れておいた方がいいのは分かってるんですが、どうもまだそれ以前の問題でしょうと。



それで迷った挙句に、内臓とかの絵が書いてあってそれに部位の名称を書き込んでいくドリル形式の本を使うことにしました。解剖トレーニングノートって本がありまして、高校の理科のサブノートみたいな感じなのですが、古い版のが400円で売ってたので使ってみたところ、結構いい感じです。こんなのレベルが低すぎると思われそうですが、意外と絵が丁寧で初心者の私にも優しいです。主要な部位しか載っていませんが、逆にそれを逆手にとって、ここに乗っているものをメインに教科書とかアトラス(図譜)で勉強を進めていくという使い方ができそうです。私は自分で細かい部分を追記したり英語を並列で表記するようにしていますが、自分で書くという作業も追加することで結構いけそうな感じがします。

aa.jpg 解剖学トレーニングノート

というわけで、これをノート代わりに勉強を始めたのはいいのですが、よく考えたら今手元にある教科書とアトラスがイラスト解剖学と解剖学カラーアトラスしかない笑。イラスト解剖学は絵があまりにもアレなのでメイン教科書にはならないし、アトラスはアトラスで解剖学カラーアトラスは実写なのでイメージは掴みやすいんですがどこに何があるかよく分からなかったりして、これじゃ自習できないじゃんと笑。ちゃんとした教科書と絵のアトラスは授業が始まってから買おうと思っていたのでまだ持っていなかったんですね。というわけで図書館に行けばいくらでもあるのでしばらくは図書館で済ますことにして、勉強ついでに今後何買おうか品定めでもしてみました。

で、教科書をいくつか比較してみたんですが、圧倒的にグレイ解剖学が分かりやすい!
解剖学の教科書と言ったら解剖学講義が大御所のようなのですが、自学するなら比較にならないほど差を感じました。図が非常に丁寧で分かりやすく、文章も明確です。解剖学講義もイラスト解剖学も文章は分かりやすいのですが、図が適当と言うか簡単なので、アトラスと順番ににらめっこしているうちによく分からなくなってしまいまして(苦笑)。多分、大学で講義を受けてからだとまた印象が変わると思うんですが、あくまで自習用と言う意味ではグレイがベストでした。

アトラスは最初グラントが描写が細かくていいかなと思ったんですが、やっぱりネッターが無難に感じました。どうもグラントは図にムラがあって、特に神経まわりの絵がなんとなく分かりにくいような気が・・・。プロメテウスは図がめちゃくちゃ美しくて衝撃を受けたんですが、全部買うと3万円をはるかにオーバーしてしまうので・・・。と言う訳でグレイとネッターを買おうと思います。ネッターは1つ前の版でもいいから安く買えるかな。





最後に

ちょっといい歳して何考えてるんだと言われそうですが、あまりにも衝撃的だったので・・・。
解剖トレーニングノートの中の1カットなんですが、その、男性のアレがあまりにもひどい扱いで。。。いや、医学生として、たとえ思ったとしてもネタにしてはいけないのかもしれませんが、いやしかし、、、痛い!イタイ!汗

見たい方はこちら(18禁です笑。ご了承をば)
※さすがにずっとアップしっぱなしはまずいので消しましたー。



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